今年も夏の天の川の季節がやってきた。
5月連休頃の、夜半から明け方に南天を彩る夏の天の川は圧巻だ。
この天の川をどう撮るか、どう表現するかが難しい。
まず星景写真
重い機材背負って山に登る行動力、眠気と寒さに耐える意志が必要。そして気象条件に恵まれなくてはならない。
次に純粋な天体写真
これはシャープな星像と圧倒的な色彩で勝負しなくてはならない。頑強な赤道儀と天体写真に特化したカメラ、そして画像処理ソフトとそれを使いこなせる技術が必要だ。
ん…どっちもオレには無理だな
というわけで、適度に楽しめればいっか、で落ちつく。
今回は一応純粋な天体写真。
だから、星は点像、ノイズなし、カラフルな色彩がテーマとなる。
八千穂高原の星空は完璧。
あとは撮影と画像処理だけ…
しかし…
今回もまた思うように撮れない・画像処理できない、という結果に。
多少の手答えはあったものの、今ある機材でももう少しいい写真になると思うので、気力ある時にチャレンジしよう!
星景写真で良く見る夏の天の川の構図。
ここのもっとも華やかな場所をいくつか中望遠で撮って画像処理したものをアップしてみる。
まずいて座のM8(干潟星雲)とM20(三裂星雲)※一番小さいエリア
キットレンズのズームレンズ(80mm f5.2 ISO8000 1分露出×8枚で平均加算してトリミング)でも、ブログ程度の画質ならそれなりに見られる写真になるもんだ。
次のはさそり座アンタレス付近(二番目の大きさのエリア)を上のとほぼ同じ条件で撮影したもの
いやもっとズームアップしてISO12800〜25600で16〜32枚撮って試してからだな。
最後はさそり座全体像(一番大きいエリア)
これ23mmf2.0(ソフトフィルターあり)で撮ってトリミングしたもの。
やっぱりソフトフィルター使うと、よりカラフルな表現できそうだ。