目が覚めたら4時半だった。
さてどうするか…

やっぱ寝るか…

ムム、眠れない。。

よし、じゃ谷川岳行くぜ!!


準備だけはしてあるので、ヤル気さえあればいつでも出かけられるんだ。

最近寒さにめっぽう弱くなってるんでダウンは持つ。雪対策でアイゼン・ピッケルも必要かなあ、と思いながらも、これは却下。西黒尾根はまだ階段だし、下山は田尻尾根でいいだろう。


ヤマテンや気象情報サイトで谷川岳の天気の回復は午前10時過ぎになるの分かってたから、なるべく遅く行きたい。でも遅く出ると道混むし…だから混む前に出かけて、一ノ倉沢見学してから登ればいいや、ってことにする。


家を5時に出発して土合の谷川岳インフォメーションセンター着が7時30分。


水上走らせてたら🌈のサプライズあったなおねがい


駐車場はほぼ満車だった。さすが紅葉期はスゴいね

びっくり

40分ほど歩いて一ノ倉出合へ


これぞ一ノ倉!!って景色。

冬の一ノ倉は水墨画の深山幽谷っぽいイメージあるけで、紅葉期は明るく華やかだ。

写真だと大岩壁の迫力伝わらないけど、実際、出合に立って見上げると、衝立岩やコップ状岩壁が倒れかかってくるような錯覚に陥ることがあるんだ。


その衝立岩〜コップ状岩壁がこれ。あまりに急峻…というよりほぼ垂壁だもんね〜


そして滝沢下部の大滝

一ノ倉沢開拓期にはこの滝を舞台にしたドラマが色々あったみたい。その開拓者のほとんどもまた山に散ったという。

一ノ倉沢撮り出したらキリがなくなっちゃうよてへぺろ


時間潰しにちょっとだけ入渓してみる。


一ノ沢出合からの一ノ沢。

写真見るとシンセンのコルまで簡単に行けそう!でもこの一ノ沢もまたV字谷になっていて途中に険悪なゴルジュが待ち構えているからクライマーの領域ってなる。

一ノ沢の左手に聳え立ってるのが、マチガ沢出合からギザギザの顕著な岩峰として見えてるシンセン岩峰で右側のが一・二ノ沢中間稜の岩峰。

もう少し先の一・二ノ沢中間稜の末端を登って、本谷に懸垂下降するポイントまではトレッキング感覚で行けるんだ。そこまで行けばさらなる絶景が待ってるんだけど今回はここまでにした。

ちなみにこんな景色が(2015-10-17)


時間潰しといいながら、実際には30分しかいなかったようだ。ま、こんなとこにもせっかちマンの性格現れてるなチーン


マチガ沢戻って、巌剛新道から谷川岳登る。


出合付近でまたたびの実が成ってたので、モネっちのお土産にしたんだ。


旧道歩いてるハイカーはひっきりなしにいるんだけど巌剛新道に入る人はいないね。谷川岳の紅葉狩りは大人気なのだがロープウェイでお気軽に、だね!

標高にして300mほど登ると見晴らしに着く。

マチガ沢全体が見渡せ気持ちいい展望台だ。

ここから1ピッチ降るとマチガ沢本谷に立つことができる。バリエーションやる場合は、ここまでアクセスに使うのが一般的だ。オレはもっと下から入渓して沢歩きするよ。楽しいから♪


見晴らし付近(標高1140m位)からちらほら雪が出てくる。

1250m位からは雪道っぽくなる。

と、その頃から早くも下山してくる人とすれ違うようになる。

雪が多くて…

怖くて…

あれ?皆さん途中で戻ってきたらしい。

確かに巌剛新道って尾根じゃないからトラバースも多いし雪には不向きなんだよね。

足場も外傾してるしスラブ形状っぽいとこあるから雪が着くと滑るんだ。

アイゼンないと危険だよ!ってアドバイスしてくれた人もいた。

でもさ、問題はそこじゃないと思うんだ。

事実、下山してくる人みんなアイゼンしてたしね。

逆に登りきった人(トレースは一人分)はノーアイゼンだったし。

ま、保険でアイゼン持参は正解だけど、あの程度の雪でアイゼンは装備に頼りすぎじゃないだろうかと。

結局、雪が多くて…ってほどでもなくて(10cm位)すんなりガレ沢のコルに着いた。一応一般ルートだしね。


西黒尾根の核心部はその先の急な岩稜帯なんだけど、この程度の積雪なら雪の影響なく足場も階段だから安心して登れる。アイゼンしてるとかえって危ないかもしれないよ。


山頂にかけて積雪も増えていくのかなあ、と思ってたんだけど変わらなかったな。

だから少し拍子抜けしてしまった。

展望もないから登ることに集中するしかなかったし。


ケルンまで来たら少し空に変化の兆しが出てきた。


来たー!!

と、思ったら一瞬だけだった煽り

山頂は天神尾根からの登山者の人集りができていた。記念撮影の列もできてたね。

オレもその一角で晴れるの少し待ってたんだ。一時的に青空になったりするんだけど、回復する気配がないんで退散することにしたよ。


下山は田尻尾根の予定だったけど、久々の登山で足の疲労もあったんでロープウェイでいいかなあ〜と、とりあえず天神尾根を下る。

行列のような渋滞はなかったが、所々でプチ待ち時間が発生していた。

気温も上がって登山道はほとんど沢になっていた。プチ岩稜とぬかるみで歩きにくいったらありゃしない。


避難小屋まで神経的に疲れたよチーン


あとはトラバース道で天神平まで


となった所で気が変わって田尻尾根から下山することにした。

だってさ、片道1800円だせ。

時間だってたぶん20分位しか早く着かない。そして紅葉の見頃は標高1100〜1200mだから、歩けば紅葉狩りもできる。いいこと尽くめじゃないか!


やっぱ、もう少し積雪欲しかったな!


いやあ、癒されるおねがい



紅葉はいいんだけど、田尻尾根は尾根なのに道がいつでもぬかっているから尻もち厳禁なんだ。今まで何度か下山に利用してるけど転ばないで下れたためしがない。

今回こそは…

と、登山口が下に見えた所で一瞬油断して足が滑って尻もちならぬ尻タッチしてしまった。ま、その程度で済んだのが幸いだったニコニコ

あとは沢水で泥だらけのシューズを洗って駐車場までまっしぐらさ!




困った時の谷川岳は鉄板だったなグラサン


最後にまたたびの実に反応するモネっち