諦めかけてた西村彗星の撮影。

でも近日点通過の日(9/17)は日没後の薄明の空の中に繊月(三日月)と並んで写るかもしれないぞ!と、晴れそうな山をチェックしてみた。

西が地平線まで開いていることが絶対条件ながら薄明中だから市街地の明かりは無視できる。でも日本列島には湿った空気がいっぱい流れ込んだ状態だから標高は可能な限り高い所にしたい。しかも夕方までに山頂に着かなくてはならない。

ま、色々調べた結果、蓼科山山頂に決まった。てんくらの星空指数が星4つというのが決めてだったんだけどねてへぺろ

でもなあ…蓼科山の山頂ガスガスのイメージしかないんだけど…


お昼過ぎに家を出発し14時にはR254の内山トンネル越える。

やっぱり長野、関東山地の山越えると晴天になってる。でもクリアじゃないんだな。霞がかかったような、だから山々がクッキリじゃない。しかも、山岳部には雲がモクモクと…

ま、仕方ないだろう。

運を天に任すとしよう!


蓼科スカイラインに入り快調に標高上げていく。佐久から目的地の大河原峠までは26kmもあるのにあっという間だ。

途中右手に大きな電波望遠鏡があった。周囲が開けているので帰りに夏の天の川と電波望遠鏡入れて撮ろう!と思っていた。

標高が上がるにつれて視界がクリアになってくる。雲の流れは活発だけれど空は真っ青だ。少しでも晴れてくれれば彗星いけるかもしれない…

15時少し前に大河原峠に着く。

手前あたりから路駐の車びっしりだけれど、峠の駐車場は空きがいくつもあった。時間が時間だけにねグラサン

いややっぱり百名山は人気があるよな〜

ちなみに大河原峠は標高2100m弱あるんだ。だから星空の撮影ならここ最高だスター


予定だと16時頃からの登り出しで良かったんだけど、やることないんで登っちまうことにした。時間的には下山ラッシュって感じだったのかな!?降りてくる人凄かった。

山頂までの標高差500mもないから余裕だし、できるだけゆっくり登ろう!と意識してたら逆に疲れたような…いや体力・脚力の低下が著しいのかもガーン


蓼科山荘までは見晴らしのない退屈な登りが続いて、山荘の先でようやく森林限界っぽい景色が広がってくる。


灌木が色づいてきて秋の気配グッと感じた。


風が強くて雲の流れも速い。

でもこの位の天気ならいけるかも!?

そう思っていた。


山頂ヒュッテも営業してるんだ。

全く知らなかった。

いつも登るのは冬だから雪で閉ざされてるしニコニコ


この時点で16時35分。

西村彗星撮るのは18時30分頃だから2時間耐えなければならない。


とりあえず山頂へ。

といってもすぐに着く。

強風(といっても体感5〜10m/sだから普通に立ってられる)とガスガス。



さらに広〜い山頂の西端に移動して時間潰し。

基本ガスガスで時々太陽が顔を出す程度。


10分間に数秒サプライズがあるんだけどねおねがい


一応日没が17時50分頃。

山頂から見下ろす感じだから地平線がすごく高く感じる。


ここまではiPhoneで撮ってたけど、日没からはデジイチにチェンジ。

ガスに包まれながら夕陽が沈んでいく…


忘れてたけど、山頂寒いんでダウン着て手袋してカイロも出したんだ。

でもさ、最終的に問題だったのが、ガスで露出してあるもの全てが濡れてしまったことなんだ。

だからダウンの上から雨具着て、カメラのレンズもすぐ曇ってきて、いやあ撮影どころじゃなくなってね!

でも頑張って18時30までは粘ったさ。


日没後、18時頃、奇跡的にガスがサーっと引いたんだ。

それがこの場面。

左に繊月があって、50mmレンズの画角から赤丸の位置に西村彗星あると思うんだけど日没後10分だから写るわけない煽り


アプリの18時だとこうだね。


繊月だけトリミングしてみた。


結局、18時30分で撤収。

とここでトラブル。暗闇のだだっ広い山頂をヒュッテまで戻る時に何とリングワンデルリングに陥ってしまったびっくり

ヘッデン点けてもガスで拡散され視界がほとんどないんだ。至る所踏み跡っぽいからとりあえず自分の感覚だけで歩いてみたんだ。そしたら見事左回りしていたっていう情けない話さ。

仕方なくスマホでGPSで確認しながらヒュッテまで行く。あとは登山道だから問題なし。

いやまさかあんな所で…

油断は禁物ですなてへぺろ

蓼科山はイメージ通りガスガスの山だったビックリマーク

晴れるの分かってたら富士山山頂が良かったかも。マイカー規制なくなって富士宮口行けるしね。


最後に電波望遠鏡📡と夏の天の川の写真も雲があってダメだった笑い泣き

でも山麓近くまできたら満天の星だったから八千穂高原行けば確実に星空の写真とれたなあ!まあ、その時はもうモチベーション残ってなかったし、とにかく疲れたわ🥱