いつもの年ならまだたっぷり雪の残る谷川岳なのだが、今年はどう見ても少ない。
花の時期にはちと早すぎだが山菜はどんな感じだろうか…と思って下見がてら登ってみることにした。
行くのは週末でも良かったけれど、天気悪そうなので金曜日(5/12)にした。
谷川岳インフォメーションセンターに駐車し(無料だよ)、西黒登山口へ(7時30分)。
車はそれなりに来るのだが、ベースプラザに向かってるようだ。
オレの車以外に1台しかなかった、ということは皆さんロープウェイ利用ということだろうか。
ちなみにロープウェイは往復3000円もするし、片道乗車はできないらしい。(上から降りる時だけ片道利用できるみたい。(1800円)
ま、オレにロープウェイは必要ないから(カックイイ〜)どうでもいいんだけど。
すっかり春の景色となった西黒尾根をマイペースで登りながらも見ているのはコシアブラだけだったような…
登山道脇のは必要以上に摘まれ枯れてるものも多い。逆な大木となったものは摘まれないのでさらに育つ。寄ってたかって小さな芽を摘んでしまう…
人間社会と同じ構図だな
といいながらコシアブラの新芽をいただくオレも同類だぜ
オレはとある目的があった。
それがこれ。
ようやく山ウドの新芽と出会えた。
といっても西黒尾根での話ね。
毎年毎年、伸び切った山ウド眺めてるだけだったから、今年こそは!!
と思ってたんだ。
タイムリーな山行だったな!
これはコシアブラの大木(もっと大きくなる)。ちょうど旬の新芽が出てきてるね。
この辺で標高1250m。標高1300mより上はまだ芽吹き前って感じだった。
石楠花も綺麗に咲いてたよ。
コシアブラばっかり眺めたらラクダのコブ直下の開けた岩の所に着いてしまった。
天神平方面。
ここからは鎖場が続くけれど大したことはない。体力使うだけ。
背後には白毛門・朝日岳。
登り切った場所がラクダの背だ。
ここまで誰にも会ってないし、その先に人の姿も見えない。
とりあえず、残雪の様子をチェックしてから先に進む。できればアイゼン着けたくないからね。
所々残雪残ってるが、傾斜は緩いので問題ないし、嫌だったら笹ヤブに逃げられる。
一番嫌らしい所が氷河の跡の一枚岩付近の雪渓の通過かな!?
ま、一枚岩直接登るのが楽なんだけど、スラブ登るの怖い人いるから、その場合にアイゼンかピッケル必要になるかもしれないな。
どっちみち天神尾根の方がアイゼン・ピッケルが活躍するから必要なんだけど
ザンゲ岩の通過は残雪消えているので問題なかった。
こんなとこドロップインする強者いるんだよなあ。。
あとはトマ直下の大雪田をサクサク登って
肩の小屋横目に山頂へ
着いちまったぜ
ベースプラザから2時間45分か。
オレの最速は2年前の1時間32分。もはや夢のまた夢のタイムとなってしまったな
オキは眺めだけ
主脈の山々
南方
下山は天神尾根〜田尻沢
肩の小屋直下の雪壁はロープが設置されているので助かる。
天狗の止まり場より
天神尾根の夏道はトラバースの連続。滑落したら谷底一直線だからある意味ハイリスク。
天神平からは田尻沢(スキー滑走コース)を下った。雪の消えたスキーコースは悪路と化して、田尻沢と合流してからは沢床歩きとなる。ゴーロ状の沢って感じかな
ロープウェイ使わないで下りたい人は田尻尾根がいいと思うな。
最後に今回の収穫
山ウドはまだこれからが本番
コシアブラは標高1200m以上でこれから。馬蹄形やる人は5月下旬がいいんじゃないかな