2013年11月24日 赤城山主峰の黒檜山山行レポ

今週末はあまり山に登りたくなくて、
でも、少しは運動しなくては・・・という気持ちが交錯し、
最終的に、手軽に登れて霧氷も期待できる黒檜山に行くことにしました。

上越の山(白毛門がいいかなあ~)を予定していてそのための冬山装備を準備していたのが無駄になってしまいましたが・・・

赤城山といえども霧氷を見に行くのだから・・・
出発は夜明け前です。
が、あまり余裕がありすぎて起きたのが午前5時を過ぎてしまい慌てて家を出ます。一般道で行くつもりがそのために高速を使うハメになってしまいましたね。たった15Kmながら高速大好き人間としては外せない選択です(^_^;)

伊勢崎インターからは一般道(国道17号バイパス)で前橋方面に。
そして、国道50号を越えそのまま渋川方面に行きます。まだ渋川手前の国道17号まで開通してませんが、前橋-赤城山道路までつながってましたグッド!
前回は、まだ手前までしか開通してなかったので、これはすごい進展です(赤城山のアクセスには)

あとは、赤城山大沼まで一直線です。姫百合駐車場の上の路面凍結だけが心配でしたが、降水のなかった赤城山にそんな心配は不要でした。乾いた路面は快適そのもの。スイスイ走って峠まで一気に着きます。あとは、大沼に下って登山口まで・・・というところで黒檜山が見えてきます。

あーあ、白くない・・・
もし霧氷があるなら、頂上の東側が白くなっているはず。まったくそれらしい気配もありません。がっかりです。
一瞬、このまま帰ろうか・・・という気持ちにもなりましたがどうにか思いとどまり黒檜山登山口に向かいました。

黒檜山登山者駐車場には車が2台ありましたが、登山口の駐車スペースに車はありませんでした。今回私は黒檜山を往復するだけなのでこのスペースに置きます。

自然と戯れながら
登山口の様子ですが、積雪はまったくありません。気温もこの時期としてはかなり暖かいみたいです。温度計が0℃でしたからね。風がそれなりに吹いてましたので体感的には寒く感じ一応上着を着て登りはじめます。

風で体温を奪われるのでなかなか温かくなりません。なので無理をして登るスピードを上げてしまいます。その甲斐あってか、猫岩の展望台までくるとしっかり温まりました。

自然と戯れながら
猫岩から大沼の景色です。

樹木の間からは上越の山々や浅間山などが見えてきます。谷川連峰は上部稜線付近に雲がかかっているものの思ったほどの悪天ではないようでした。
あまり変化のある登りではないのでひたすら標高を稼ぐことに集中してしまいます。所々登山道が凍結してたりしますがノーマルシューズで問題になるところはないですね。

$自然と戯れながら
ちょっと上を見上げたら月が浮かんでいました。

しばらく急登をすると少し平坦なところがでてきます。南側の崖沿いは開けてますので南側の展望が良くなります。

$自然と戯れながら
ちょうど地蔵岳の左側に富士山が見えてきました。透明度のいい早朝はチャンスです。遅くなって日が高くなってしまうと逆光で見にくくなってしまうんですね。

もうここまでくれば稜線も間近です。まあ霧氷のない黒檜山というのも平凡な山頂ですが、そこは運動と割り切って進みます。と、間もなく分岐が現れます。左が頂上で右が南峰です。
今回はとりあえず富士山が見たかったので南峰を優先しました。

優先といってもほんの10数メートル程度で鳥居のある南峰に到着です。
誰もいないと思っていたら先客がいました。
ちょっとだけ挨拶するつもりが話が弾んでしまい、まあいろいろと。

今回が初めての赤城山だということで、
はるばる静岡県の浜松市の方から来られたとのことでした。
せっかく来たのだから赤城山の外輪山を周回していきたい・・・
そんな予定で早朝から登られたんだそうです。

そうかあ・・・・
じゃ是非とも冬の黒檜山の真髄である霧氷を見せてあげたかったなあ~
そんなこと考えてしまいましたね。

自然と戯れながら
南峰からは南~西方面の展望に優れます。小沼の上、秩父の山なみの奥に富士山が見えます。

自然と戯れながら
で、その方と一緒に本峰の山頂まで行き、さらに北にある展望台まで案内しました。

自然と戯れながら
初めて見るとその大きさに驚くのが筑波山です。黒檜山から眺めると美しい双耳峰として地平線の彼方に高く聳えて見えます。
「ええっ、筑波山でこんなに高かったの?」
誰もがそんな印象を受けるようです。

そんな絶品の筑波山をぜひ自分の目で確かめてみることをオススメします。

上越と尾瀬の山々の景色も素晴らしいのですが、
今回は雲がかかってしまっていたので写真はいいでしょう。

そして下り30分ほどで早朝ハイキングは終わりです。

そうそう、下りの登山道は沢山の登ってくる登山者で賑やかでした。
20人以上とすれ違ったと思います。
また、姫百合駐車場も満車で路駐もかなりあって、鍋割山・荒山方面の人気の高さも窺えました。

自然と戯れながら
最後に標高1000m付近の落葉松の黄葉が綺麗だったので浅間山と一緒に撮ってみました。

あまり有意義な山行(あまり乗り気でなかったので)ではありませんでしたが
多少なりの運動ができたので良しとしましょうか。

おしまい