山行日 2013.9.21(土)
登山口6:20-二股7:30-天狗尾根稜線9:12-10:20割引岳10:40-御機屋11:00-ニセ巻機山11:50-13:42登山口
GPSデータはヤマレコにアップ


8/10以来、40日ぶりの山行です。毎週末天気が悪くてこんなに空いてしまいました。「足の方は大丈夫かなあ~」最近、ふくらはぎが攣りそうな気配があったりするので少々不安です。しかも、夜勤明けでそのまま出かけよう・・・というのですから大胆(^_^;)な思いつきです。日曜日にすればいいのでしょうが、天気が・・・
待って、また天気が悪化したら、と思うと無理してでも登るしかないですもんね。

そんなわけで、午前4時30分、出発します。
天気はまったく心配ないです。山岳地帯でこれほど安定した気象状況は一年を通してもほとんどないですし、こんな気象環境で登れるのは滅多にないことですよね。

巻機山登山口の桜坂駐車場到着は6時15分です。いつもながら順調ですね。
駐車場は半分ほど埋まってます。思ったより少ないようです。紅葉の時期前とはいえ、三連休の初日ですから満車に近い状況になるのではないかと思ってましたから。
気温は高くもなく低くもなく、それほど肌寒くないところをみると、まあ高いのかもしれません。Tシャツでちょうどいい感じでしょうか。気温が高くなる予報ですから、また下りは汗ダラダラになるのでしょうね(;^_^A

ではスタートです。
すぐに尾根コースと沢コースの分岐があり、もちろん正面の沢コースに進みます。
行く手には天狗岩が聳えて見えてきます。コースはその天狗岩の基部を回り込むようにして登って割引岳の頂上に至るというものです。


自然と戯れながら


別荘地を左手に見ながら行くと道は樹林帯に入り足元を水が流れるようなところを通過します。なおも緩やかな道を15分ほど進むとようやく沢に下っていく分岐が現れます。標識もあるので間違えることはないと思います。

自然と戯れながら

沢に出てすぐに対岸に渡り、そのまま右岸沿いをほぼ水流沿いに行きます。しばらくして巻き道に導かれそのまま登っていきます。所々に不安定な斜面もありますがロープや鎖をたよりに通過します。沢床からやや高いところを通過するので滑落には注意が必要です。ガイドブックにはあまり注意書きがありませんが初心者どうしでの入山は危険かもしれません。
自然と戯れながら

途中の岩場からは、ほとばしりながら流れる沢の様子も眺められます。

自然と戯れながら

吹上の滝手前で沢床に下ります。ルートは巻道をそのまま進むようになってますが・・・。
沢に下りてからまず対岸に渡ります。水量が少なければ問題ないのですが、今回は結構な勢いで流れていたため濡れるのを覚悟で飛び石で渡りました。
渡ってしまえば吹上の滝上まで簡単に登れてしまいます。

この辺の判断はメンバーのスキルによるかもしれません。足腰がしっかりしていれば沢をダイレクトで行けると思いますし、逆にジャンプできないような人がいたら巻き道で、という選択になるかと思います。


自然と戯れながら
その吹上の滝は水流の右手から簡単に登ることができます。滝上には結構な数のニッコウキスゲが咲いていましたね。なんか季節外れ・・・という感じですが、癒されますねえ~

自然と戯れながら

吹上の滝上から再度対岸に渡り、巻き道からのルートと合流します。狭いところを強制的に飛び渡るのですが、ヘタをすると怪我をする可能性もあるので、やはり人には勧められないかもしれませんね。
巻き道と合流してからは、傾斜のゆるいスラブ帯を進み、さらにアイガメの滝の左側を登って樹林帯に入ります。


自然と戯れながら

そのアイガメの滝の横を登っていると、下から登山者が登ってくるのが見えました。巻き道から登ってくる人と滝を直上してくる人がいます。滝を登ってきた人は物凄いスピードですぐ追いつかれてしまいました。

自然と戯れながら

アイガメの滝の先、樹林帯を抜けて鎖場で下ったところから二股までは単調なゴーロ帯となります。
単調といっても一箇所いやらしい岩越えがあります。前回はボルダリング感覚で乗り越えたのですが今回は水量が多かったので右手を巻いて登りました。

ここで東京から来たいう単独の方と出会いますが、その方かなり苦労して登ってきたようで「何回も死ぬかと思いました・・・」と言ってました。で、ここでも行き詰まって巻き道で登ったようですが、相当苦労してました。

人によっては、このようなイメージのあるコースだということは書いておきたいと思います。

で、その方とはこの後頂上までご一緒することとなったわけです。


自然と戯れながら

二股からは天狗岩を目標に左手の割引沢に入ります。
ルート上には特に難しい登りはありませんが、大きな石を乗り越えるような登りが続きますので体力を消耗するかもしれませんね。


自然と戯れながら

またルートを導くペイントが両岸にあって迷う場面に遭遇します。多分雪渓が遅くまで残るのでその対応だと思うのですが、この辺は自身のルートファインディングで解決するしかないと思います

自然と戯れながら

天狗岩の基部を通過中です。
天狗尾根取り付き地点が見えてきました。雪渓ブロックの少し奥の、ルンゼ状に突き上げている岩溝のところです。


自然と戯れながら

その雪渓ブロック下をくぐるようにして取り付き点に向かいます。もし通過中にブロックが崩壊すれば命はないでしょうガーン

自然と戯れながら

はい、ここが天狗尾根の取り付き点です。
基部で何やら行動している人は誰でしょう?
実は、巻機山パトロールの人です。台風18号による増水の被害状況を調べながらペイントし直したりとコースをメンテをしていたのです。

ありがとうございます。


自然と戯れながら

そして、壮絶な急登300mを両手を総動員して登り切ると稜線です。
今回のこの急登はさすがに疲れました。少し膝に今までにない違和感も生じました。
これが運動不足による一時的なものなのか、それとも・・・今後の山行に暗雲です。

さあ、あとは快適な尾根歩きです。


$自然と戯れながら

途中の天狗池で癒されながら頂上を目指します。

$自然と戯れながら

そして最後のひと登りを終えるとそこが割引岳のピークなのでした。
登りきった先が頂上というのは気持ちがいいもんです。
澄み切った青空が素敵ですねえ~

では続きは後ほど