「ころ」ってコロッケのことだよね?名古屋のそば屋のメニューは独自路線ベネ@名古屋日誌 | 名古屋に住むドイツ生まれのぬいぐるみの活動日誌

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ドイツ、ケーセン社のぬいぐるみと名古屋に住んでいます。主にドイツに住むベネの両親が心配しないように日誌を書いているという設定です。内容はドイツ、鉄道成分多めです。

ドイツ生まれのペンギンのぬいぐるみ、ベネです。先週のぼくは、冷やし中華を食べにそば屋に行きました。ベネの行きつけのそば屋は最寄り駅から遠いのですが、周りに飲食店がないせいか、客足が途絶えません。立地的に地元民しかいないはずなのですが、たまに県外者ばかり集まってしまうことがあります。そんなとき、そば屋のメニューを見てお目当てのものを頼めない人が続出する・・それが、魔境名古屋のそば屋です。そんな県外者代表のベネと名古屋のそば屋のお品書きを振り返ります。

 

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■名古屋のそば屋にある麺類

東京の場合、そば屋の麺類といえば、そばとうどんでした。夏になると冷やし中華も食べられます。しかし、名古屋は違います。名古屋のそば屋にある麺類は、そばときしめん、鍋焼きうどんが基本です。ベネの行きつけの店のメニューは、そばとうどん、きしめん、鍋焼きうどん、中華、ひやむぎなどバラエティー豊かです。ラーメンときしめんという組み合わせの店も知っています。最初は注文するまで戸惑いますが、お気に入りを見つければ、次からは簡単です。ちなみに麺のゆで加減は、どれかを基準にしているので、アバウトです。東京で食べるような麺類のコシは期待してはいけません。

 

■メニューの解析

昨年、ベネの弟家族が来た時、きしめん屋に入りました。ベネは普通に名古屋セットみたいなものを頼みましたが、リヒャルトの家族は適当にボタンを押して注文したそうです。そのため、テーブルに運ばれてきてから、正解を知ったそうです。聞いてくれれば、「ベネが解説したのに」と思いましたが、人望がないベネなので聞いてもらえなかったのでした(自虐)。そんな反省を踏まえて、転勤者と観光客のためにそば屋のメニューを解説します。

 

<県外者が悩みそうなメニュー>

★みそ煮込み

★なべやきうどん

この2つはほぼ同じだと思うのですが、たぶん、麺の種類が違うのではないかと想像しています。調べてもわかりませんでした。味噌煮込みうどんには専用の麺があります。

 

+天入

たまに「天入(てんいり)」という表示がありますが、これはてんぷらのことだというのは予想できますが、名古屋では「海老天」を指すと思われます。

 

★ころ

これは、元々「冷たいきしめん」にしか使わなかったのですが、最近では、冷たい麺類全般に使っています。きしめんの場合「きしころ」、そばの場合、「どうしますか?」と聞かれるので、「ころ、で」と答えます。ベネは最初、そばの上にコロッケが乗っているのだと思い、「富士そば某支店の裏メニューが名古屋で食べられるなんて胸アツ」とのん気に思っていましたが、コロッケは見当たりませんでした。会話を聞いていると東京の人は意外と「コロッケ乗せ」と思っているようです。ちなみにいつも行くそば屋の定食セットには大きなチキンカツが付いてきます。東京ではコロッケだったと記憶しているので、得した気分です。

 

★志の田うどん/きしめん/丼

「しのだ」は油揚げの別名です。刻んだ油揚げ、青ネギを乗せたものです。ベネのオーナーのママは知っていました。

 

★他人うどん/丼

鶏肉以外の肉を使った、「肉とじ」のことです。

 

★木の葉丼

かまぼこやさつま揚げなどを卵でとじた丼のことです。

 

★芋うどん/そば

これは、検索しても出てこないので、想像ですが、「とろろ芋」の乗ったものです。「芋天ぷら」ではありません。見分け方としては、メニューに「とろろ」という文字がない場合は、とろろと読み替えると間違いありません。県外者がこれを頼んで、絶句するところを見たことがあるベネでした。

 

★湯付うどん

ゆでたうどんを水で洗って、ぬめりをとって、温かいお湯に盛ったものです。つけ汁で食べます。「湯付け」とか「湯だめ」とも表現されています。

 

ちなみにうどんの食べ方は、こんなにあります。

 

●釜揚げ・・・うどんを茹でてうどんをそのまま盛る

●かけ・・・温かいつゆで食べる

●ゆつき・・・湯ごと盛り付けた麺をつけ汁で食べる

●ころ・・・冷たいつゆで食べる

●冷やし・・・冷やした麺をつけ汁で食べる

 

最後にベネが食べた冷やし中華を紹介します。

冷やし中華亜麺のパッケージについている写真より、豪華なので驚かないでくださいね…。

 




 

定番のきゅうり、たまご、ハムのほかにかにかま、焼きチャーシュー、わかめなどが乗っています。もちろん、からしとマヨネーズもついています。

 

■名古屋の変わり種そば屋

うどんについて調べていると変わり種そば屋を見つけてしまいました。うどん屋ですから、「麺の種類」「食べ方」「トッピング」を選べるのは当たり前ですが、知っていると楽しめることがあります。

 

<麺の種類は6種類>

●うどん  ●中華そば ●そば

●きしめん ●冷麦   ●そうめん

 

<食べ方は5種類>

冷たいものから温かいもの、ぬるいものまで温度もお好みで。

●かけ ●ゆつき ●ぬる ●ころ ●冷やし

 

<麵の量は4種類>

●小盛(1玉) ●大盛(2玉) ●二半盛(2.5玉) ●特盛(3玉)

 

ここまではこだわりがあるんだかないんだかわからない麵屋なのですが、さらにわからないのが、うどん・そば・中華そば・きしめんであれば、ひとつの器に盛りつけられるそうです。いわゆるミックス麺‥。うどん×中華なら「う中」、うどん×そばなら「うそ」、うどん×そば×中華なら「うそ中」みたいな感じらしいです。2種類ミックスは、半玉×半玉の量、3種類ミックスは、一玉×3の量だそうです。肝心の味ですが、昔ながらという感じで感動は少ないそうですが、麺にこしがあり、お値打ち(名古屋弁で値段が安いのこと)だそうです。

 

住所:愛知県名古屋市南区松城町2-1-1

電話:052-821-1331

支店の方が営業時間が長いので来店しやすいです。

 

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