ベネ@白馬 Jump!ジャンプ!Springe!夏なのに白馬スキージャンプのワクワクが止まらない | 名古屋に住むドイツ生まれのぬいぐるみの活動日誌

名古屋に住むドイツ生まれのぬいぐるみの活動日誌

ドイツ、ケーセン社のぬいぐるみと名古屋に住んでいます。主にドイツに住むベネの両親が心配しないように日誌を書いているという設定です。内容はドイツ、鉄道成分多めです。

イツ生まれのぬいぐるみのベネです。ドイツ語には楽しそうな単語を3回繰り返して言ってしまう不思議な言語感覚があります。あるとき、クルーズ船の船内放送で「ビンゴ大会」への参加アナウンスがあったのですが、スペイン語では「スーペェル ビンゴォ」とかいうのにドイツ語では「ビンゴ、ビンゴ、ビ~ンゴ!!」と言っていました。僕はいつもそういっているのにオーナーたちは改めて大笑いしていました。

 

そんなわけで、ベネも最近お気に入りの避暑地、白馬の見所の一つ長野オリンピックの遺産のスキージャンプ台、ドイツ風にいうと「Jump!ジャンプ!Springe!」を紹介します。なんと、滞在期間中、1日1回犬の散歩に行くくらいお気に入りの場所です。

 

 

■ 長野オリンピックの開催は1998年。すでに20年前の話。

 

すっかり忘れていましたが、長野で冬季オリンピックが開かれたのは1998年です。今は、2019年なのですでに21年前のことらしいです。もちろん、ベネは生まれていません。

 

主に会場が長野市、白馬村、山ノ内町、軽井沢町、野沢温泉村にあったそうで、ベネの故郷のドイツが強いバイアスロンの当初の開催候補地は白馬村飯森東山地区だったのですが、猛禽類などの生息地を保護するために紆余曲折があり、その結果、野沢温泉村で行ったそうです。

 

狩猟民族のベネとオーナーのバイアスロン愛の話は長くなるので、横に置いておきますが、白馬村では、各種アルペンスキー、ノルディックスキーの会場になり、現在、大々的に現役のジャンプ台兼モニュメントとしての役割を担っているのが、スキージャンプ台なのです。

 

■ 触って、飛んで、見て楽しい、白馬のスキージャンプ台

 

白馬のスキージャンプ台の正式名称は、二つ合わせて白馬ジャンプ競技場といいます。そして日本で唯一、ノーマルヒル、ラージヒル用のジャンプ台が2つ並んでいるジャンプ競技場でもあります。ちなみにそれぞれのジャンプ台の正式名称は、ラージヒルが長野県白馬ジャンプ競技場、ノーマルヒルが白馬村ジャンプ競技場というそうです。

 

ある夏の夕方、ベネと犬、オーナーが散歩に行くとジャンプ台に水を撒いていました。どうしたのかと思い、じっとそこで見ているとなんと上からスキーで飛んでくる人が!そうです。このジャンプ台は、オールシーズン対応なのです。もちろん、ビッグビジョンでも飛んでいる様子が見られるので、さながら本番のようです。あまりにおもしろくて1時間くらい見てしまいました。

 

 

ただ、これを見たオーナーのパートナーは「スキージャンプって冬のオリンピック競技じゃなくていいんじゃない?」と言いました。それを言ったら、フィギュアスケートとかもそうなので言ってはいけない一言なのです。バイアスロンは雪がないとだめですよ。だって冬は狩猟シーズンだもん。と言ってはみたものの最近はアルプスの山も雪が少ないので、夏でもいいかも・・と思ったベネです。

 

こちらの施設は、一般の人もリフトと展望エレベーターでスタート地点に登ることができます。でも犬は乗れません。料金は大人460円、小中学生280円です。犬は、観客席だったところを登れるので、こちらがお勧めです。ちなみに5階分の高さがあるので、軽い運動になります。

 

 

ベネとオーナーは犬に引っ張られ、毎日往復するので太る暇がありません。犬は、階段を上らず、階段の横の斜めの部分を登るのですが、「どうしてこんな急こう配を走って上がれるのだろう」と疑問に思います。単に重心が低いからかもしれません。夏は気球フェスタを毎土、日曜日にしていますので、人もそれなりにいて混んでいます。

 

 

■ドイツ語のSpringenについて

 

ドイツ語のSpringenは訳すと「跳ぶ」みたいな意味なのですが、NHKラジオドイツ語講座の5月号テキストのコラム、「ドイツ語発音スキルアップ講座」でSpringenにまつわる話が書かれていました。

 

 

そこに「ドイツの5月は白黒だった世界が色彩豊かになる季節」と書かれていて、そのあとロベルト・シューマンがハインリヒ・ハイネの詩に曲を付けてまとめた「詩人の恋 Dichterliebe」という歌曲集の1曲目「Im wunderschönen Monat Mai」の歌詞の中にでてくるSpringenについて説明していました。

 

 

ベネも改めて、歌詞カードを見たところ確かにSpringenを使って「土の中から芽吹く生命の力強さ」表現していることに気付きました。なんて素敵な言葉なんでしょう。ちなみにこの歌、「5月」について歌っているのですが、5月は「恋が芽生える」ことを暗示するロマンテックな単語です。ただ、ドイツ語なので、まったくパッションとかロマンテックさは感じさせない感じです。ドイツ人に告白されてもオーナーは気付かないことは間違いありません。ちなみにベネは3曲目の早口言葉みたいなのが好きです。フィッシャー=ディースカウ版は癖がなくて聞きやすいのでお勧めです。気に入ったら、いろいろな歌いかたをする歌い手のCDなどを手に入れてみてください。

 

 

おかえりに子守歌が長年オーナーが適当に歌う「詩人の歌(抜粋)」だったベネのためにバナーを押してください。bitte!

 

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