●那伽犀那尊者(なかさいなそんじゃ)
(※画像は文化遺産オンラインより) 東京国立博物館所蔵 「十六羅漢像」)
サンスクリット名は「Nagasena」。
十六羅漢の一人で、
一千二百の阿羅漢と共に、半度波(はんとは)山に住んでいた。
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今回も十六羅漢です。
十六羅漢に関しての説明は
「賓度羅跋囉惰闍尊者」を参照ください――
ちなみに
半度波山はサンスクリット語で「パーンダヴァ・ギリ」というそうで、
意味は「パーンダヴァ山」・・・
で、パーンダヴァとはインド叙事詩『マハーバーラタ』に出てくる
パーンドゥの息子である5人の兄弟のことだそうで、つまりは彼らが
治めていた山という感じでしょうか・・・
パーンダヴァが治めていた地の正確な場所は不明ながら、現在の
ニューデリーあたりらしいです。
自分はインドに土地勘とか無いので詳しいことはわかりかねますが、
地図を見る限り、あの付近に大きな山は無さげなんですが・・・。
ご利益等は、十六羅漢共通して
「悟りを開く」や「正しき仏法を知る」かと。
印は、合掌で。