●迦里迦尊者(かりかそんじゃ)
(※画像は文化遺産オンラインより) 東京国立博物館所蔵 「十六羅漢像」)
サンスクリット名は「Karika」。「迦哩尊者」とも。
十六羅漢の一人で、
千の阿羅漢と共に、僧伽茶(そうかだ)洲に住んでいた。
====================================================
今回も十六羅漢です。
十六羅漢に関しての説明は
「賓度羅跋囉惰闍尊者」を参照ください――
僧伽茶洲はどうやら現在のスリランカのことのようです。
まぁインドのすぐ傍の島国で、インド文化圏ですからね。
ましてや、今やインドの仏教徒は1%に満たないのに対し、
スリランカでは70%を占めていますからね。
迦里迦尊者、実在していたかは分かりませんが、在住してた
甲斐があったというものでしょう。
ご利益等は、十六羅漢共通して
「悟りを開く」や「正しき仏法を知る」かと。
印は、合掌で。