●菩提樹神(ぼだいじゅしん)

(※画像は「仏教珍籍刊行会」発刊 『新纂仏像図鑑. 天之巻』より)

 

釈迦如来が悟りを開いた処、即ち 菩提樹を守護する神

あり、常に仏を念誦し続けるとする。

 

金光明経に曰く、

「我れ常に仏を念じ、世尊を見るを楽しむ、常に誓願を

作して仏日を離れず、仏讃して曰く、善い哉善い哉、菩提樹

神善女、汝今日に於いて快くこの言を説く、一切衆生もし

この法を聞かば、みな甘露無生の法門に入る」と。

==============================================

 

 

上記のような尊です・・・。

 

釈迦尊がその根元にて悟りを開いたとされる菩提樹の木、

それそのものを神格化したのではなく、釈迦が悟りを開いた

その菩提樹を守護する唯一神ということです。照れ

 

 

 

但し、

その菩提樹は実在していたものの、

5世紀の仏教弾圧によって切り倒されてたりしますんで、

果たして守護する力があったものか否か・・・・。凝視

 

 

まぁ、

その枝を接ぎ木したことで各地に散らばったそうで、

植物が分布範囲を拡げようとする性質に照らせば、

人為的とはいえその性質に適ってるともいえますけど…。ニヤリ

 

 

――であれば

菩提樹神も接ぎ木された分だけ増えたんでしょうかね・・・。ぶー

 

神道は新しく神社が出来て御祭神とされる度に分霊されて

きましたけど、仏の場合は分霊ではなく、都度降臨するもの

というのが自分の中の認識なんですがどうなんでしょう。

どちらにしても「勧請」というものではあるようですが。真顔

 

 

 

 

 

 

 

 

ご利益は、

『甘露無生の法門に入る』ということを解釈すれば、

悟りを開く」になること間違いなしでしょう。

釈迦尊が悟りを開いた樹の守護神ですから、菩提樹の

元で瞑想すれば、その効果は絶大ではないかと――にやり

 

 

ただ、

飽くまで上記の接ぎ木された菩提樹に限りそうな気もしますが・・・。ぶー

 

 

 

 

 

 

ともあれ、こういった神でありますから、真言は不明ながら、

釈迦如来の真言を唱えることで御利益たまわれるのでは

ないでしょうか。ニコニコ

 

 

その釈迦如来の真言は

ナウマク・サマンダボダナン・バク

です。

 

 

 

 

 

印形は不明です。合掌で十分な気がしますけど。

 

ただ、

お釈迦様が悟りを開いた際に組んでいたであろう、手の形なら

良いように思います。ヨガで座禅する際に膝に手を置く的な?キョロキョロ