●南方火熒星(なんぽうかけいしょう)
(※画像は「文化遺産オンライン」から)
(東京国立博物館所蔵「九曜像」)
すなわち火曜星のことなり。その星の周囲七十里、魏國の
分に属す。
もし人、この年の本命に臨めば、必ず口舌を生し、疲病
相纏うという。
その形は神形にして邪道の如く、首に驢冠を載せ四臂あり。
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今回は九執の「火曜星」で、天体はそのまま「火星」です。
※九執の以前のまとめは以下に(↓)。
今回も説明文中に意味不明な言葉が散見されますが、
何となく よろしくない話だろうことは察しが付くかと思います。
実際、火曜星は善悪でいうと「悪」に該当されてます。
数え年で
7歳、16歳、25歳、34歳、43歳、52歳、61歳、70歳、79歳、88歳、
97歳の者がこの星の影響を受けるとされ、この年は災いが起き
やすく、年が過ぎるまで万事に慎んだ方が良いとされるようです。
仏尊として虚空蔵菩薩が当てはめられていますが、慈悲の
心で凶事よりお救い頂くことを願ってのものでしょうか。
でもまぁ、日本に住んでいれば該当の年齢の時に限らず、
大なり小なり地震には遭いますし、台風に遭う可能性も高め
なので、深刻には受け止めなくてよいでしょう。
真言は、
「キミョウ・オン・マカリタ・ソワカ」
です。
ちなみに以前UPした真言は
「オン・アギャラカ・シリ・ソワカ」
でした。
印は以前にUPしたものと同じで良さそうです。