17尊目。
●虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)
(※画像は文化遺産オンラインより)
(埼玉県飯能市川寺の大光寺所蔵「木造虚空蔵菩薩坐像」)
インド名は「アーカーシャガルバ」といい、
訳すると『虚空の母体(蔵)』を意味する。
蔵には無限の知恵と慈悲が収められているとされ、
智慧・知識・記憶の恩恵を齎す菩薩とされる。
丑年・寅年生まれの人の守り本尊でもある。
弘法大師は真言を100万回唱える『虚空蔵求聞持法』と
呼ばれる法を治めたとされる。
――弘法大師のこの法、やり方はwikiにはありませんが、
本には載っておりました。
まず左手を握り、その親指と人差し指の先をくっつけ、
『ナモ・アキャシャ・ラバ・オン・アミリキャ・アリボ・ソワカ』
という真言を本尊の前で毎日朝夕唱え、100万回に達すれば
無限の記憶力と、仏の知恵を体得することができるとのこと。
・・・・一日に2,740回唱えれば、一年で達成できますぞ。
十一面観音の真言を1,000回唱えたことがありますが、
(ウォーキング中に唱えたので、然して苦でも御座いませんでした)
唱え方にもよるでしょうが約25分かかりました。
真言の長さを鑑みてその倍は掛かるとして考えると、
2,740回唱えるのに大体 2時間30分ほど。
朝夕に分けても1時間15分ずつ・・・・
・・・弘法大師レベルになりたい方、Let's チャレンジ!
そこまで必要ないのでしたら、
真言は、
『オン・バサラ・アラタンノウ・ソワカ』(持金剛宝尊呪)で。
御利益も、
『成績向上』、『記憶力増進』、『技芸向上』。
丑年・寅年生まれの人に限っては「厄除け」・「開運」の御利益があります。
ちなみに
『ノウボ・アキャシャ・ギャラバヤ・オン・アリキャ・マリボリ・ソワカ』
(虚空蔵尊呪)という真言もあります。
印は、不空羂索観音印に似てますが、
人差し指から小指まで先端を組みます。
これとは別に、
親指・人差し指は図のまま、中指の先端を
合わせて残りの指は組むという印もあります。
唱えて頂けている動画。