●秤宮(ひょうきゅう /ひょうぐう)
(※画像は「仏教珍籍刊行会」発刊 『新纂仏像図鑑. 天之巻』より)
「天秤宮」または「秤量宮」とも。
サンスクリット語では「Tula」。
寒露より霜降に至る10月22日頃まで、太陽は秤宮に座す。
胎蔵界曼荼羅では南方に位し、その形は秤もしくは秤を
持つ像なり。
『宿曜経』に曰く「角の二足、亢の四足、低の三足、
太白(金星)これに位する。その神、秤の如し、故に
秤宮と名づく」とする。
その主事を言えば「宝庫のことを司り、もし人、生まれて
この宮に属すれば、法として心直く平正に信敬し多財
なるべし。故に庫蔵を司る任に合す」と。
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今回は、
西洋占星術でいうところの「天秤宮=てんびん座」です。
秤ということで、宝物や蔵に関する才に秀でていると
してますね。しかも、心が正しく公平で、たくさんの財に
恵まれるため国庫を任せるとよいと。
とはいえ、
前回でも書きました通り、地球人口のほぼ1/12全員が
そうである筈はないので参考程度に。
※仏教に於けます十二宮の説明は、「獅子宮」で書き
ました通りですので、そちらをご参照ください。
今回の真言で考えられるご利益は、
てんびん座の方を守護する、或いは、
てんびん座の時期に吉を呼び込む
と思われます。
wikiにありました真言は、
「ノウマク・サマンダ・ボダナン・トラハタエイ・ソワカ」
印は不明のままです。
万一わかった場合には更新します。