●除憂闇菩薩（じょゆうあんぼさつ）
（※画像は「仏教珍籍刊行会」発刊 『新纂仏像図鑑. 地之巻』より）
金剛界曼荼羅に於いて、弥勒菩薩を含む「賢劫十六尊
（けんごうじゅうろくそん）」の一尊。
別名を「除一切憂冥菩薩」、もしくは「大救金剛」、「覚清浄」。
サンスクリット名は「サルバソーカタモガータマティ」。
一切衆生の憂悩・冥想を、大智明を以って清浄し法界に
至らしむとされる。
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上記のような菩薩様です。
こちらも前回に引き続き、真言不明の賢劫十六尊の中の
一尊です。
御利益としましては、「悟りを開く」ということ以外に、
「悩みの解消」・「憂苦の除去」というのもありそうです。
が、いかんせん真言不明なので如何したものやら…
で、こちらの尊も前回同様、
結印はよく分かりませんでした・・・。
なんか「無憂樹（インドから東南アジアにかけて分布）の葉」が
いるっぽいです。