幼いころ…

白いうさぎのぴょんちゃんというぬいさんと一緒に暮らしていました


ところで

私はおかんに毎日怒鳴られ殴られていました

些細なことでスイッチが入るともう止まりません

『愛を乞うひと』という映画がありましたが

あんな感じでした


5〜6歳のころだったと思います

その日もおかんにスイッチが入り

私を殴りはじめたのですが

その日はそれではおさまりませんでした

なんとぴょんちゃんの耳を引きちぎったのです


「止めてーーーーーー」

私が泣いて叫んでも無駄でした


ぴょんちゃんの両耳を引きちぎり体を床に叩きつけ

気が済んだのかおかんは立ち去りました

心が引き裂かれるようで

自分が殴られるより胸が痛かった記憶が今も残っています

(今も書いてて涙出てきます…)


その後

泣きながらもぴょんちゃんの耳を縫い付けました

多少は針と糸を使えたものの所詮は未就学児ですから

元通りになるわけありません

「ぴょんちゃんごめんね…痛かったね…」


そんな私の姿をみて

おかんはたしか

「そんなことして私へのあてつけか」

みたいなことを言葉を吐き捨てました

(やっぱうちのおかん…頭おかしいわ…ガーン)

それから時は流れ

大人になった2019年のこと…


長くなっちゃったので

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