昨日は、お友達に誘ってもらって『お香の会』へ。
安土 教林坊さんまで行って参りました。
先に書いておきます、今回の興奮はスゴイ!!
ダンナの転勤で滋賀に住んではや7年。
『教林坊』の看板は見たことがあっても、『はて?』という感じだったのですが、この春に幼稚園ママとお喋りしていて、ぜひおすすめよ~と。
教養高い奥様からのおすすめに興味が出てきたところに、『お香の会』のお誘い♪
敷居の高そうな世界ですが、そんなことこそ、お友達のお誘いだからこそ入ってみられる、お誘いは素直にうれしい!
教林坊、小雨がしとしと。
梅雨の雨は気分のいいものではありませんが、この門までの小道がまた風流。
お手入れされての小道なのですが、けれど自然で趣深い風景が。
お庭。
私の写真を載せるのがもったいない。
残念ながらこれでは、全く雰囲気が伝わってません(T_T)
茂る緑の奥行きといったら、これがすごい!
雨天ということで、ちょっとがっかりしていたのに、その雨がまた絵になるのです。
(この写真じゃ、わからないでしょうけど。。。)
これは、かんかん照り、心地よい晴れの日、曇りの日、雨、そして、それぞれの春夏秋冬。
どの日も絵になること間違いなし。
何度も訪ねてみたくなる、そんな風景です。
さてさて、お香の会。
先生は、早川みな先生。
お着物姿を拝見したときは和のイメージそのものでしたが、お友達の姿を見てすぐにお喋りしに来てくださった先生、とーっても軽快・気さく♪
お友達の、『ノリコさん(私)、ちょっと先生と似ていそうよ』との言葉通り、重々しい世界でその道を究められている”先生”とはちょっと違う、はつらつとした雰囲気。
会の途中途中にも、先生の楽しいお話が入るのですが、なんとバイク(それも結構大きいの)をお乗りになるとか!
びっくりです。
もう、先生のお人柄に虜の私。
お話がとにかく面白いのです。教養高い、難しいお話をされているのですが、これを平凡な私でも興味が出て、楽しく感じるようにお喋りしてくださる、そんな先生です。
お香、香は『聞く』、『聞香する』というのだそうです。
お茶席と似た感じで、お点前する亭主とお客さんという構図。
今回のお客さんは8人。
初めての人は私を含め2人の様子。
初めての人もいるということで、まずは先生がお香の説明をサラッと。
この会は気難しいことは問われず、集うこと、香の世界をひろめることを目的とされているようで、きっと難しいことを本当にサラっと流してくださり、敷居を低くどころかフラットにしてくださります。プレッシャーなし。
お香の『聞き方』を教えていただき、いざ開始。
ここからは、この会にお誘いしてくださった、前述記事の「le bouquet de bonheur」Mihoさんのブログを転用させていただきます。
(そうそ、私はここまでしっかりとした文章でお香の会を記述できないのです。。。)
>今月は、七夕に因んだ“星合香”という組香です。
>牽牛や織女のお話や背景を想像しながら、香りを楽しみます。
>今日は、何と9つの香りを聞きました。最初に牽牛と織女の香りを聞いて覚え•••その後から7つの香木を聞くのです(七夕に因んで7つ)が、その中に混ざっている、牽牛と織女を当てるというお遊びです。
なぜ、私がお香の会に興味をもったか。
私、子どもの頃から鼻がきくんです。その嗅覚を試してみたかった、それが1番の理由。
けれどもけれども、この世界はすごい!
香りを楽しむ、その中で当てっこをする。
香りを記憶する。
当てることを考えて、記憶するときにその香りを言葉に、文字に置き換えようとする。
微妙な香り、私の少ない語彙では足りない、うーんと思っているうちに、次のお香の鉢がまわってくる×7回。
もう、アウトです(苦笑)
けれど、やっぱり私の嗅覚。
2つの香りを当てるというゲームの中で、1つは確実にわかり、残る1つを2つの香りで迷うことに。
この推測結果を、それぞれ渡される硯箱を使って、懐紙のような小さな紙切れに書いてお渡しするのです。
そして開票みたいな作業。
結果がコレ。
またまたMihoさんのブログを転用。
>みほ “逢夜” 見事当たりましたよ~^ ^
>正解すると•••夢が叶って牽牛と織女が会えた という意味の言葉で記して下さるのです♬ロマンチック^ ^
こんなゲームなのです。
終始、和気あいあい。
それにしても、このお遊びというか、香道というもの。
嗅覚? 教養・知性? 集中力? 勝負強さ?
どんな力があったら正解するのでしょう?
ここが私の今日の興奮です(笑)
風情・趣もさることながら、やっぱりその道の上品さの少ない私は、この香道に必要とされる力が何なのか、それが気になって仕方なく。。。
とにかく興奮しました。
もちろん、次回も参加決定です!
そして、これはぜひ、うちのダンナも連れて行きたい!
彼こそ、私とどんぐりの背比べ級の教養のなさ(涙)
嗅覚もイマイチなダンナですが、彼の分析力と理論的な思考はピカイチ。
この興味深い香道をぜひ一緒に体験したいと思います。
そして、終わりにお茶菓子とお抹茶が。
七夕のお菓子。下に敷かれているのは『梶(かじ)』の木の葉だそうです。
梶の木、昔の七夕では笹ではなく、この梶を使ったのだそう。
好む、好まざるのある世界かもしれません。
けれど、絶景の中、次回9月のお香の会、ダンナが気に入ってくれることを願います。



