5(160)楽しいお茶会*【SOPHIA勿忘草】シルベチカの日記 | (注)†LILIUMの秘密の花が綻ぶログ†妄想小説は伏線を張り巡らせているのでテーマから①から投稿順にお読み下さい

(注)†LILIUMの秘密の花が綻ぶログ†妄想小説は伏線を張り巡らせているのでテーマから①から投稿順にお読み下さい

このブログではTRUMPシリーズの気になった点や
妄想を交えた仮説を中心に書いて行きたいと思います

 


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ダンピールの私に優しくしてくださるゼラニウム様にお館様(ソフィ)が

「ゼラニウムようこそ我が城へ」

と言われ

開かれた門から城へ迎え入れられました



するとゼラニウム様は出迎えた庭園の草花を見てビックリされてました

「う美しい······これは凄いな·····

 立派な庭に仕上がってる
 これはシルベチカ、君の仕事かい?」

と聞かれたので


「イイエ。お館様と木蓮と私の三人で基礎を作って
私はその後手入れをしただけですのよ
 気に入って頂けたら光栄ですわ」
と答えました

「そうか凄いな君達は」
そう言われると、しばらく広い庭園を飽きる事無く散策されて
時折手入れの仕方や花の名前等
あれこれ質問されておられました

ゼラニウム様ってこんなに気さくな方でしたのね
子供みたいにはしゃいでおいでで

するとお館様が「木蓮シルベチカちょっと来てくれ」とおっしゃられたので行ってみると
「庭園でお茶会をしよう
 準備をしてくれ」
と言われて庭の芝生の真ん中に丸いテーブルを置き
その上に真っ白なレースのテーブルクロスを広げて椅子をならべ
紅茶とお茶菓子の用意が整い

「皆さんお茶会の準備が整いましたよ
おいで下さいませ」とお呼び致しました

それから皆んなで他愛のないお喋りを楽しみました
旅の話
賑やかな街
クランフェスタの話
凄く新鮮でワクワクしました

「私も行ってみたいな」
と呟いたら
突然ゼラニウム様の表情が恐ろしく険しくなり

「君は行かない方が良い

 身の為だ······」 

とおっしゃられた

「今のヴァンプ社会でダンピールの居場所は何処にも無い
 特に繭期の者はただの厄介者だ

それに君の出事····

 ヴァンプの里が一つ消滅した生き残りが君の母親なのだ
この意味は分かるか?」

「その話は母から聞いております」

「なら話は早い
 君はここから出ない方が良いだろう
 ここには君の味方しか居ないのだから」
と言われてニコッと微笑まれた

するとお館様が
「さて、そろそろ城の中でも案内しようか」
と言って立ち上がられた