無意識のチェックのお話 | 縫い工房

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布しごと・糸しごとつれづれ日記

先日、文化服装学院同期入社&前後して退職した友人と会う機会がありました。

彼女は今、某洋裁教室元締め?です。

お互い子育てで忙しい時期はなかなか会うことが出来なかったのですが、子供も手を離れて、会える機会が増えました。

 

嬉しい事です。

 

学院の昔話や、現状、何より楽しいのは文化祭!

あの準備の大変な文化祭を見るだけ・・・という夢のような私たちの境遇です。

各学科のカリキュラム展示は、担任の先生との思い出を語りつつ、学生の若い感性に刺激を受け、ファッションショーでは、在職中にはありえなかった前の中央の席に座り、堪能することができます。

 

さて、数年前久しぶりに再会を果たした時、私が来ていたベストを見て、彼女が

「これ、縫った?」

と訊きました。

そうだと答えると、ベストの端をつまみ、さりげなく裏をチェック!

それは、表はウールのチェック(洒落ではなく)、裏は木綿の花柄…と自分用に布合わせを楽しんだ洋服でした。

 

そして今回、家のJK双子girl部活用巾着の残りで作ったナイロンの「たためるサブバッグ」を、彼女の前で広げた所、しっかり中の仕様をチェックされました(*´艸`*)

 

縫い代は袋縫いです。

 

素人さんのハンドメイド作品は、礼儀として余り見ないようにしていますが、私もつい無意識に縫い方チェックをしてしまいます。

仕事柄、当然の事なのですが、彼女もそうなんだなぁ…と思って、何だか嬉しくなりました。