皆さまこんにちわ。
ねこミシンです。



今回は私にしては珍しく水平釜の家庭用ミシンを触る機会があったので、
ダーニング押さえを付けてみました。


触ったミシンはこちら↓

かなり古いブラザーの電子ミシンです。



ブラザーなので手持ちのダーニング押さえが付けられました。

ちなみに、ジャノメにはこの押さえは付けられません。

ジャノメ専用があるみたいです。

その他のメーカーは、ごめんなさい。私にはわからないです。


で、

フリーの刺繍ってね、押さえだけじゃダメなんですね。


ミシンの上で縦横無尽に布を動かすには、

送り歯の動きが布に伝わらないようにしなければなりません。


ミシンにドロップフィードという機能が有れば

それを使って送り歯を下げて動きが布に干渉しないようにします。


でも、このブラザーミシンはお安いタイプみたいで、

送り歯を下げるドロップフィード機能が無かったんです。


代わりに、このような『針板カバー』を付けて

送り歯の動きをシャットアウト出来るようになってました↓


が!


この針板カバー付けてダーニング押さえをつかってみたら、

こんな感じ↓


え!?押さえがぜんぜん動かんやんかーガーン


こりゃあかん! 刺繍出来んわアセアセ

おっかしいなあ?

確か、ねこミシンのブログには、

『刺繍するときは送り歯を下げるか、針板カバーを使う』

って書いてたのにえーん



とか思われた方はいらっしゃいませんか?



まずお詫びします。


テキトーなこと書いてて申し訳ございませんでした!!m(__)m



このようなプラスチックの針板カバーって、

かなり厚みがあるので一般的なダーニング押さえの動きを邪魔するみたいです。

(針板とダーニング押さえのセット販売のものはこの限りではないと思いますが)


いや、それにしても

知らんかったアセアセ

一般的なダーニング押さえなら

針板カバーと一緒に使っても普通に使えるもんだと思ってました。


ミシンに単品で付属しているプラスチックの針板カバーについて、

認識が甘かったとしか言いようがございません(>人<;)





でもでもでも!


安心してください。


付属の針板カバーが使えなくても、

まだ刺繍が出来る方法は有ります!グラサン


題して、

分厚い針板カバーがダメなら、

薄っぺらい針板カバーをつくってしまえ作戦!


要は布に送り歯の動きが伝わらなければ良いんです。


以前の記事で職業用ミシンの針板カバーを作ったことがあるのですが、

それと同じ要領で、

マスキングテープを使って針板カバーを作ってみます。


さてさて、水平釜ミシン用の針板カバーは初めて作りますが

うまくできるかな?


まずね、どれくらいの大きさのテープにすれば良いか測ってみます。


送り歯が動く範囲の縦穴は約3㎝有りました↓


今回はこんな5㎝幅のマスキングテープでやってみます↓

まず、↑こんなふうに折って接着面どうしを貼りあわせます。

次に、

[わ]から3㎝(マジックの線)をカットナイフ


そして針板の上に置き、

うっすら透けている針穴を狙って印をつけておきます。

印の付け方は自由です。要は針穴の大きさがわかれば大丈夫↓


次に印を付けたところを四角くカットナイフして、

両脇にテープを貼っておきます。


ここまで出来たらいよいよミシンの針板に貼って出来上がりなのですが、


ここ大事!

まず、ミシンのプーリーを手で回して送り歯を最上位置に上げてから、

圧力をかけないように両脇のテープをそっと貼り付けます。

わかりますかね?

送り歯の動きを邪魔しないように貼るのがコツです。


送り歯の動きと同時に、針がテープに掛かっていない事も確認しておきます。


それと、途中で針板を外すことがあっても大丈夫なように、

ネジにかからないようにしておくと便利です。



ということで、手作り針板カバーの出来上がり!



薄っぺらい針板カバーが出来上がったので、

試運転してみますね↓

うん、ダーニング押さえも正常に動いてますね。

そして、針板カバーのテープがぷかぷかしていますが、

送り歯の動きを邪魔しないようにふんわり貼っているのでこれが正解です。





ここからは自分の疑問です。


こんな薄っぺらい針板カバーを作ってしまったけど、

これって上下運動することにより針板に影響はないのかなあ?

ダーニング押さえがバンバン上下したら針板へこんだりしないのかなあ?

と、心配になりました。



これについては

ミシンの動きがよくわかっていなかったので、

実際に検証してみました。


上の赤丸部分。

プーリーを手で回して、針の取り付けネジ棒?と、

ダーニング押さえの引っ掛け棒?が離れた瞬間の状態で止めてみました。

この状態でダーニング押さえがフリーになって落ちます。


で、下の赤丸部分を見ると、

押さえは送り歯の上に乗っかっており、

針板と押さえの間にステンレスの物差しが入るくらい隙間が有りました。


ということは、

押さえが落ちた瞬間は針板には影響は無いということがわかりました。

そして、

送り歯と押さえの間には二枚重ねのマステがあるので、

送り歯のギザギザにも影響は少なそう…だと思います。




そういうわけで、

今まで「針板カバーが付属している場合はそれを使って」とか、

超テキトーな事を書いていてすみませんでしたm(__)m


もしも、

刺繍にチャレンジしてこの件で断念された方がいらっしゃいましたら、

良かったら針板カバーを手作りしてリベンジしてみてください(>人<;)





以上。


本日も最後までお付き合い頂き

ありがとうございましたm(_ _)m