こんにちは、ねこミシンのnuihime0403 です。


図書館で予約していた「洋裁のこつ85改訂版」が届きました。

いやぁ、いろいろ興味深い記事がありました!
カギホックの便利な使い方も面白かった。
そして、オーガンジーなどの透ける生地の
ダーツ止まりやタック止まりに返し縫いをしない方法なんか、
もう目からウロコでしたね~ ゚ ゚ ( Д  )



そして、ここを読みたかった!↓
自分の刺繍のやり方は間違っていないかと確認してみたかった。


タイトルは「オリジナル刺繍レースの作り方」

チュールネットを二枚重ねて、
その下にトレーシングペーパーを敷いて刺繍し、
後からペーパーを破って取り除くという手法でした。



使っているミシンは家庭用っぽいけど、古そう。

それもそのはず、初版は20年くらい前なんですね。

私はその頃、家庭用ミシンからすっかり離れていたので
全くわかんないんですけど、
20年前の家庭用ってこんなもん??
コンピューターミシンはまだ開発されていないですよね。


私の刺繍の手順はおおむね本と合っていて安心しました。



ま、それはよしとして。

上の写真のミシンは送り歯が下がらないので
針板カバーをつけています。


私がフリーモーションとかミシン刺繍の記事をアップしてきて、
何人かの方に、

「自分の職業用ミシンでできないか?」
とご質問いただいたことがありました。

そのたび、送り歯を下げる機能があれば出来ますよ。とか、
その機能がなければ、
100均のプラスチック板で自作カバーを作ったら?
とか、コメントお返ししてました。


で、ある日、ラフ・パターンさんからコメント頂きました。

「送り歯が下げられないなら
ボタンホーラーの針板カバーを使うのは?

おおおー!さすがラフ先生!!冴えてるぅキラキラおねがい

要は、送り歯の動きが布に干渉しなければ良いのだから
ボタンホーラーの針板カバーは正解ですよね。

私はボタンホーラーを持っていなくて、
針板カバーの使い心地はわかりませんが、アリだと思います。




で、その流れで思い出したのですが、
以前nuinuisantaさんから、

「持っている職業用は送り歯が下げられなくて
セロテープを貼ったらいいと聞いたけど、うまくできなかった」

というコメントを頂きました。
その時、私はまた例によってプラ板で作ったらどうか?
なーんてテキトーなことお返事してしまいました。

それって難しいですよね。
nuinuisanta さん、そしていままでそうお返事した人、
ごめんなさーいm(_ _)m


わたくし、
マステを使った簡単針板カバー、
思い付いてしまいましたー!爆笑



というわけで、ここからやっと本題に入ります!

なんか、今回はミシン屋さんに怒られそうかも?…滝汗

だけど…えーい、書いちゃう!




最初に注意事項!

今回は職業用ミシンを使っています!

そもそもが邪道!…ふへへ滝汗

そして、真似っこはご自由ですけど、
必ず自己責任でお願い致しま~す(^o^;)




さあ、いっくよー!チュー上差し


① ミシンの針送りダイヤルを0に合わせます。
これは何故かというと、送り歯の動きを最小限にしたいから。


② プーリーを手で回して
送り歯を一番上にしておきます↓
テープが送り歯の動きに影響しないように貼るため。




③ 幅広のマスキングテープを準備して


このように中央部分は裏からもマステを貼る。
テープの補強と、粘着材が送り歯に付くのを防ぐため。

そして、小さめのポンチで穴を開けました。


④ ミシンの針穴に合わせて貼る↓


↑こんな感じ。
裏側のマステはもう少し長くても良かったですね。
滑り板に粘着面が少しかかっています。外せましたけど。

ミシンの動きはスムーズか、手で回して確認します。



では、引続き刺繍までやっちゃいます照れ



⑤刺繍枠を準備してセット↓

⑥押さえレバーを降ろす。
レバーを下ろさないと糸調子皿が締まらないので縫えません。

⑦ひと針落として下糸を引き出す↓



⑧引き出したところにもう一度針を落とす↓
テープで糸を止めていますが、いつもは指で押さえています↓



⑨フットコントローラーをゆっくり踏みながら、
針が上がった瞬間に
布を少しづつ動かして縫い進める。


やっぱり直線縫いとは糸調子が合いません。


下糸絞めたり上糸緩めたり、
最後はだんだん面倒くさくなって…滝汗

とりあえず
葉っぱクローバー1枚縫ってみましたー(笑)↓


まあまあそれなりに。

じゃなくて、
それっぽく見えるのは、下糸を同色にしたからでした


↑裏のほうが綺麗…滝汗

おや?
裏の試し縫い部分を見たら今度は下糸のほうがきつく見えますね。
生地が薄いから?糸の交差点がどっちからも見えるのかしら?

なんかよくわかりませんが、

ま、こんなもんでご勘弁を~(^o^;)


この糸調子の煩雑さが原因で、
私はミシン刺繍専用機を作ったわけなんですよニヤニヤ



今回使った糸は50番のテトロン糸。
針は9番を使ってみました。



実は
私はバネ指という持病がありまして、←しかも何本も
長時間指先に力を入れた作業はできるたけ避けています。

なので、
刺繍枠と針落ち近くにそえた指先で刺繍していますが、
今回の「洋裁のこつ85」を見て、
こういうやり方は昔からあったのねと安心した次第でした。


でも、ちゃんと
刺繍用押さえも持っていますよ~↓


↑これは家庭用で、
セイコしゃんにもチヨちゃんにも共通で使えます。
残念ながらもう1台の家庭用、JUKIHZL-7800は使えませんでした。

すでに押さえ無しで慣れてしまったので
今のところあまり出番はないですが、
とりあえず持っています。

これと同型で職業用ミシンに使えるものも売っていました。

私はジャノメの純正ダーニングセットを持っていますので
こちらは買っていませんが、
純正よりも見やすいかもしれません。
でも、たぶん買わない(笑)


いちおうリンク貼っておきますね。➡ビクター産業





あーーー( ̄▽ ̄;)

またまたマニアックでマイノリティな記事を書いてしまったもやもや

思い付いたらやってみたくなり、
成功したら記事にしてみたくなる、

なんてお調子者のわたし…もやもやもやもや


今朝、追加のオーダー連絡が入ってきました。

でも、書きたかった!

これから焦ることにしまーすチューアセアセ




本日も長々とお付き合いありがとうございました。

残り少ないGWをどうぞお楽しみください m(_ _)m