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宮古発・復興住宅ぬぐだまり建設プロジェクトのブログ

宮古発・復興住宅ぬぐだまり建設プロジェクトの情報を発信いたします。

平成26年も残すところあとわずかとなりました。




今年1年間、大変お世話になりました。
皆様、よい新年をお迎えください。

来年も、「ぬぐだまり」プロジェクトを宜しくお願いいたします。(U)

宮古駅南側に計画中の新たな拠点施設のあり方や、現市庁舎跡地の活用方法、そしてこれらを核とする中心市街地地区に賑わいを産み出すためのアイディアについて、昨年秋から話し合ってきた「まちづくり市民会議(市民ワークショップ)」。今年8月に、市長に成果をプレゼンテーション し、第1期の活動はひと区切りとなりました。

去る12月5日(土)、続編となる第2期の活動がスタートしました。第2期の初回のテーマは「これまでのワークショップで共有できたアイディアやイメージを実現するためのキックオフ!」。当日は、高校生、短大生から40歳までの年代の38名の皆さんに参加していただきました。


まずはこれまでの1年間のワークショップの振り返りを行いました。

その後、ワークショップでは、(1)スポーツ系、(2)広場あそび系、(3)ステージ系、(5)市(マルシェ、カフェ)、(5)くつろぎ(リラックス)系の5つのグループに分かれ、それぞれのメンバーのアイディアを模造紙に張り出しながら、グループ内で話し合いました。






その後、各グループごとに話し合った結果を発表し、参加者全員で共有しました。





最後に、弘前大学の北原先生からコメントをいただき、第2期の初回のワークショップは終了しました。

次回、第2期の第2回ワークショップは、年明け1月23日(土)13:30より、市役所分庁舎3階会議室で開催予定です。参加は自由です。興味のある方は、ぜひご参加ください!
(問合せ先:宮古市役所復興推進課 電話68-9089)


岩手県立大学盛岡短期大学部 内田信平

もうすぐクリスマスですね。

宮古市内は、いまや恒例となったイルミネーションが点灯しています。



宮古市役所前の歩道橋。去年より派手になったようです。



これは宮古駅前。クリスマスツリーです。


皆様、楽しいクリスマスを。(U)

国道106号線を移動中、山田線の脱線事故の現場を通りかかりました。



写真向かって右側が盛岡方向、左側が宮古方向です。列車は、盛岡に向けて走行中に、崩落した土砂に乗り上げました。
事故が起きた場所は旧川井村の門馬地区。国道106号線の門間トンネルのやや盛岡よりのあたり。この区間では、閉伊川の右岸に線路、左岸に国道106号が走っています。

ブルーシートに包まれた四角いのが脱線した車両。斜面の崩落した部分には、うっすらと雪が積もっています。上の方に見えるブルーシートは、亀裂が見つかった部分でしょう。


昨日からJRがボーリング調査を始めたとのことでしたが、通りかかった時には作業をしている人の姿は見えませんでした。

いつ、再度の崩落が起こってもおかしくないように見えます。今のところは少ないですが、これからは積雪もあります。

やはり、復旧には相当時間がかかりそうです。安全第一で、復旧作業をすすめてほしいです。(U)

11月中旬、鍬ヶ崎を通りかかった際、防潮堤の工事をしていました。


バス通りの側からみるとこんな感じです。

港の側から見るとこんな様子です。

12月に入り、先日通りかかったら、すでに足場が外されて、真新しい防潮堤が姿を現していました。

高さは10.4m。女遊戸の防潮堤 よりは低いものの、まさに、そそり立つ「壁」です。

日立浜のほうから見ると、こんなふうに見えます。

今週の岩手日報には、防潮堤に関するシリーズ記事が掲載されています。各地でいろいろな議論があるようですが、この防潮堤が全て完成すると、鍬ヶ崎の風景は一変するのはまちがいないでしょう。(U)

田老地区の話題がつづきましたので、田老に新しくできたおそば屋さんの話題を。


震災で被災し、復旧した農地で収穫したソバを提供するお店「はなや蕎麦たろう」。

10月21日から営業を始めました。土日祝日のみ営業の「たろうの浜小屋」の店舗を活用し、平日昼間のみの営業です。震災遺構として保存される旧たろう観光ホテル の向かいにあります。

田老産のかけそばとざるそばがあります。今回はかけそばを注文。おにぎりが1個つきます。

おいしくいただきました。地元のお母さんたちのアットホームな雰囲気も魅力です。


来年の春には国道45号線沿いに新たな本設店舗を構える予定だそうです。

新たな田老の名物になるといいですね。(U)

先日田老を訪れた際、保存工事が行われている旧たろう観光ホテルに行ってみたところ、足場が取り外されており、保存工事がほぼ終了した建物が姿をあらわしていました。



震災遺構としての保存が決定している旧たろう観光ホテルは、、今年の7月から保存工事が進められています。この場合の保存工事とは、いわば、「壊れたものを、壊れた状態のまま、長期間安全に保つための工事」です。露出してしまった鉄骨の防錆処理、ALC板の補強・防水措置、破損した構造部材を補強するなどの工事が行われています。また、東側階段を新たに整備するなど、見学者の安全を確保する対策も実施されています。

建物本体の工事は11月下旬で終了し、その後は駐車場などの外構の整備が行われ、来年4月に公開される予定とのことです。


この建物の6階部分は、震災学習のための施設として利用されます。おそらく、これまでの実施されている防災学習プログラム「学ぶ防災」のなかにも組み込まれることでしょう。

これから先、長い期間にわたって、津波の猛威を伝え、教訓を後世に語り継ぐための施設になっていってほしいと思います。(U)

先日、田老に行く用事がありました。

防災集団移転事業による高台団地の造成工事が完了していました。


高台団地の一番上のところから、市街地を見下ろした様子です。


同じ場所から海側を見下ろした様子。

既に住宅の建設工事が始まっている区画もあります。

集合住宅形式の災害公営住宅もほぼ完成。

一戸建て形式の災害公営住宅は、工事が進められている最中です。

昨年6月の様子 と比べると、様変わりです。


今週末の11月21日(土)には、復興事業情報発信フォーラム「田老地区フォーラム」が、そして翌22日(日)には、「田老まちびらき記念式」が開催されます。

大きな災害から4年7ヶ月かかりましたが、すこしずつ、当たり前の生活が戻りつつあります。

(U)

先日、所用があり県北の野田村方面に行ってきました。
全線復旧から1年半後の三陸鉄道北リアス線の様子です。


この写真は陸中野田~野田玉川間。




写真右手が十府ヶ浦海岸です。防潮堤の復旧工事が行われています。
震災前は一面の防潮林があった場所ですが、ほとんどが津波で流されてしまいました。写真右端に何本か松の木が写っていますが、これは、津波に流されなかった木です。


さらに、ちょっと寄り道をして島越駅へ。



全線復旧時には駅舎はまだ完成していませんでしたが、昨年夏に新しい駅舎が完成しました。
この車両は、トルコの航空会社「ターキッシュ エアラインズ」からの支援による新しいラッピング列車 です。なかなかかっこいいデザインです!


県民みんなで利用して、これからもずっと走り続けてほしいですね。(U)


さて、前回に引き続き、常磐線復旧工事の続編です。


新しい山下駅から南へ進むと、線路は高架から地上に下りてきます。




この写真は、山下駅と坂元駅のちょうど真ん中のあたり、北側(山下方面)を見た様子です。
すでに真新しい枕木が設置され、軌道の工事が始まっています。



同じ位置から南側(坂元方面)を見た様子。小高い丘の部分にトンネルがつくられています。


このトンネルを抜けると、線路は再び高架となります。




この写真は新しい坂元駅のあたり。坂元川にかかる橋梁です。
元の駅の場所からは1kmほど内陸に移設されました。山下駅北側の橋梁と同じく、鉛直材が細く、RCですがスマートな印象です。


この区間の完成予定は2017年春の予定。あと1年半で、仙台から相馬、そして原ノ町までがつながります。(相馬~原ノ町間は既に運行しています)


しかし、問題は原ノ町以南の福島第一原発に近接した地域の区間でしょう。原発の汚染水問題はまだ継続していますし、除染も終わっていません。住民の帰還もままならない街の鉄路は、これからどうなっていくのでしょう。
考えていると、何だか悲しくなります。(U)