いつも多大なるご支援やご声援ありがとうございます。



48代SRリーダーの鳥養哲です。
私は今年SRリーダーとdefenseコーディネーターの二つの役職を務めさせていただいています。
今回のブログでは私がそれぞれの役職で立てた目標についてお話させていただきたいと思います。

まずSRリーダーとして今年のSRで掲げた目標は「SRになる」という目標です。GRAMPUSは全国の上位リーグを戦うチームでは珍しく学生のみで戦術構想を行っています。その中でSRは試合中のプレーコール、対戦校のスカウトなどに取り組んでいます。全国的にはこのような戦術スタッフをASと呼ぶのですが名大ではSRと呼んでいます。これはASは直訳すると分析スタッフですが、GRAMPUSの戦術スタッフは分析に留まらず戦術の考案までおこなうチームであるという想いからSR(strategy reserch)と呼ばれています。しかし、こうは言うもののこれまでのGRAMPUSのSRは戦術の考案をするという目標は立てているもののそれを完璧に体現することはできていませんでした。そのため、今年は本当の意味でSRになるということを目標として掲げました。この目標を達成するため、今年は練習中に多くの時間を勉強会に割き、選手とのコミュニケーションの機会も増やすなどの工夫を行ってきました。これまでのSRの仕事+αを求めており明確な理想像が見えない中でついてきてくれているSRのメンバーには感謝しかありません。残りの4ヵ月で胸を張って自分たちはSRだと全員が思える組織を作り優勝します。

私は昨年からディフェンスコーディネーターを務めて今年で2年目になります。2年目を迎えるに当たって、私は日本アメフト協会主催のコーチコンベンションに参加しました。そこで立教大学でDCを務められている古庄直樹さんから「same picture」という考え方を教わりました。これは、チーム全員が相手を止めるための同じ図を思い描いていることを言います。つまり自分たちのフットボールで戦うという自信をもって挑める状態を作るということです。これにより、どこが相手でも対等以上に戦う自信を持って挑むことができ、厳しい場面でも目の前の1プレー自分の役割に集中することができます。そして控え選手が出ても自分の役割を徹底することで大崩れしないディフェンスを構築することができます。
これを目指すにあたって春休み毎MTGでテストを行い、MTGもDBとLB合同で行うなどこれまでの工夫を行ってきました。各試合に当たってはできる限り全てのプレーの止め方を作成して「same picture」を体現すべく取り組んできました。新しいディフェンスのシステムにも取り組み、最初は不安な部分も多かったものの春シーズンを通してどこが相手でも自分たちのフットボールをすれば勝負できるという手ごたえを感じることができました。一方で、春の関西学院大学戦では一つのミスでTDを許して敗北するなどつめの甘さも露呈しました。ここから秋シーズンまでに、フィジカルとファンダメンタルの強化に取り組みより強いディフェンスを作り上げます。ここ二年間のGRAMPUSはディフェンスが勝負所で止めることができずに優勝を逃してきました。点を取られなければ負けることはありません。今年の秋シーズンはすべてのチームを完封して東海を制します。

私は学生主体で運営や戦術考案を行っているGRAMPUSに魅力を感じて名古屋大学を受験しました。夢であったコーディネーターを三年生から務めさえていただき、今年は個人としてはフットボール人生10年目の集大成の年です。学生主体で取り組む中で様々な衝突がありました。いろんな人と試行錯誤しながら様々な課題を乗り越えてきました。今はまだそれが正解だったかはわかりません。今年必ず優勝して48代が4年間取り組んできたこと、下級生が自分たちを信じてついてきてくれた1年間を正解にしたいと思います。今年必ず東海優勝を成し遂げます。そして、その先の全国の舞台でこれがGRAMPUSだという姿を見せつけてGRAMPUSの名を全国に響かせます。三年間悔しい思いをしたリベンジを必ず果たしGRAMPUSの歴史を変えたいと思います。今後ともGRAMUSへのご支援、ご声援よろしくお願いいたします。