お世話になっております。
2023年度の主将の山碕です。
日頃よりグランパスへの多大なるご支援をありがとうございます。
サポーターやOB、父母の皆様のご協力や応援がチームの力となり、今年1年間をやり切ることができました。
秋シーズンでは皆様の声援が非常に励みとなりました。
その中で、目標としていた東海全勝優勝を成し遂げられず、申し訳ありませんでした。
長くなってしまいますが、この場をお借りして、自分のGRAMPUSでの4年間を振り返えらさせていただこうと思います。
入部のきっかけは高校の先輩に新歓に誘われたことです。
何度も断るのが申し訳なくなり一回限りと思って参加したGRAMPUSの新歓で、先輩方に憧れを抱き、周りには絶対に入らないとは言いつつも、無意識にGRAMPUSに入った自分の姿をずっと想像していました。
入らないと絶対後悔すると思い、最後は勢いで入部を決断しました。
ですが入部してからは自分のイメージしていたものとはかけ離れていました。
コロナ禍での新歓だったので同期は少なく、練習は始まりませんでしたし、遊びに行くこともできませんでした。
入部したことを最初は後悔しました。
半年ほど経ったくらいでグラウンドで練習することができるようになりましたが、先輩たちに食らいついていくだけで精一杯でした。
そんな中で同期がたくさん辞めました。
そして下の48代はたくさんの部員が入りました。
48代は自分が入部前に想像していた人の多い賑やかな代で、正直羨ましかったです。
別に自分たちが悪いことをしたから同期が少ないわけではありません。
やるせない気持ちをいつも抱いていました。
3年生になる頃にはもう吹っ切れていて、代の人数は少ないけど絶対結果で見返そうと思っていました。
その最初の機会が新歓でした。
GRAMPUSは奇数の代は偶数の代に比べて人数が少ないというジンクスがありました。
新歓リーダーとして、そのジンクスを壊して結果を出そうと思いました。
同期の人数が少ないことを自分は絶対言い訳にはしたくありませんでした。
ですが、結果を出せずとても悔しかったです。
そんな中でも入ってくれた49代のみんなにはとても思い入れがあります。
来年こそはジンクスを壊してくれると期待しています。
次こそは絶対この代で結果を出そうと思い、主将になりました。
主将としてのこの1年はうまくいかないことばかりでした。
自分たちは今自他共に誇れて応援されるチームなのか、全勝優勝するチームなのか、みんなと事あるたびに考え続けました。
その理想と現実とのギャップに目を背けて逃げたくなることばかりでした。
同期でいろんな気持ちや考えをぶつけ合いました。
お互いに思うことを感情的に言い合った時も、しんどい時にみんなで話して慰められたことも、同期のみんなに八つ当たりしてしまったことも何回もあります。
そうやってみんなとこの1年やってきて、ただ同じ目標へと向かう同期ではなく、本音で向き合える本当の仲間に近づくことができたのかなと思います。
そして迎えた秋シーズンでしたが、初戦の名城戦、大一番の中京戦で負けてしまいました。
下級生の頃は少し妬ましい48代でしたが、4年が少ない中で本当に頑張ってくれました。
下級生も本当に頑張ってくれていたので、なんとか結果を出したかったですが、自分の力不足で本当に申し訳ないです。
正直なところ、たくさんの後悔があります。
主将としてやりきれてないところがあり、あの時こうしとけばよかったと思う場面が今でも鮮明に思い出されます。
嬉しかったことより、後悔していることの方が多いくらいです。
下級生のみんなには、引退後に後悔を何も残さないというのは難しいと思いますが、とにかく一つでも少なくなるよう、4年間をやり切って欲しいと思います。
こう振り返ると悔しい思いばかりの4年間でしたが、引退した今思うと、GRAMPUSでの日々は本当に充実していて、このチームでの、この代での4年間は本当に楽しかったし、あっという間に終わってしまいました。
最後1年は主将として、人間として本当に成長させてもらえました。
最後の試合では後輩に立ててもらって、今年最初で最後のTDもとれて、サイドラインでみんなが喜んでくれたのはこの4年間で1番幸せでした。
GRAMPUSで4年間過ごせたことを誇りに思います。
これまでお世話になった先輩方、4年間長い時間を過ごした同期、最後までついてきてくれた後輩、忙しい中時間を割いてくださった石田さん、渡部さん、そしてここまで自分のやりたいことをやらせてくれた両親、自分に関わってくれた全ての人のおかげで今の自分があります。本当にありがとうございました。
今後ともGRAMPUSへの応援よろしくお願いいたします。