昨年度、WRパートリーダーを務めさせて
いただきました45代 石本裕大です。

ここまでGRAMPUSを応援して下さり、
本当にありがとうございました。

名古屋大学のアメリカンフットボール部は4年前の東海リーグ制覇以来全国大会に出場出来ていません。
しかし、今年のGRAMPUSは絶対に東海リーグを優勝して全国大会に出場出来る強さがあるとワクワクしながら、我々45代はチームをスタートさせました。

そんな僕らの代が立てたチーム目標は「打倒関西」
スローガンは「歴史を変える」でした。
全国大会で戦うことになる関西3位のチームに勝利するいうのが僕たちが描いている夢でした。

昨年はコロナウイルスの影響により1年間全く試合を行えず悔しかったので、みんな今年はなんとしてもこの4年間の努力を、結果として残したいという想い強く持っていました。

春のシーズンでは初めて試合に出る下級生がいる中で、WIDE UNITの成長も感じることが出来て、
秋のシーズンがいよいよ楽しみになってきた
矢先のことでした。

8月末に「前十字靭帯断裂」「半月板損傷」という
大きな怪我をしてしまいました。
手術をしてリハビリに通って、スポーツ復帰は早くて半年、通常なら1年。
僕にとっては突然の引退となってしまいました。
涙が止まりませんでした。

その一週間後には、9月のリーグ戦への出場が叶わなくなり、僕だけでなく45代全員がどん底の状況でした。

そんな中でも、10月の2試合には出場することが出来ると決まった時には本当に嬉しかったです。
同じフィールドで選手として試合に出る事は叶いませんでしたが、45代の同期、パートの後輩達が試合で活躍している所を見て、一緒に喜ぶことが出来ました。

完全燃焼は出来ませんでしたが、4年間の部活動で得たものはとても多く、様々な面で大きく成長することが出来ました。4年前の自分には「アメフト部に飛び込んで正解だった」と自信をもって言えます。

4年間部活動に熱中できたのは、我々の活躍を暖かく見守り支え続けてくださったGRAMPUS関係者の方々のおかげです。改めて感謝申し上げます。

我々は居なくなりますが、まだまだこれからも
GRAMPUSは続いていきます。
来年以降も大きく期待していてください!

最後になりますが、4年間本当にありがとうございました。



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2021年度主将を務めさせていただきました、
金載暁です。
まずは、日頃からGRAMPUSを支援してくださっている方々に感謝の意を申し上げたいと思います。
この4年間アメフトを出来たのは皆様のおかげだと感じております。本当にありがとうございます。
このブログを書くにあたって4年間あったことを振り返ってみましたが、4年間というものはあっという間で、振り返るにさほど時間はかかりませんでした。
だからこそ後輩たちには今を大切に噛み締めて
過ごしてほしいと感じています。

さて、引退ブログということで僕の4年間で印象的だった出来事いくつか、それを通じて自分が感じたこと、そして伝えたいことを残していこうと思います。

まず思い出したのがアメフト部に入部することを決めた日のことです。大学入学当初はアメフトのことなど微塵も興味がなく、体格も細かったこともあり、入部する気などさらさらありませんでした。また、ある新歓で某先輩にNFLのhard hit特集を嬉しそうに見せられ、ドン引きしたこともあり、どちらかというとマイナスイメージでした(笑)。そんな自分がアメフト部に入った明確な理由はありません。ただ、自分の中の何かを変えたかったのかなと思います。高校は愛知県では強豪チームと呼ばれるような環境でサッカーをやりながらも、途中でドロップアウトした中途半端な人間でした。そんな自分を変える場がここにはある、そんな気がしてこの部活に入部しました。
4年間の部活動生活が終わってみて果たして自分を変えれたのか自問自答してみましたが、正直わかりません(笑)。ただ一つ言えることは、部活を通して間違いなく成長はできたということです。この部活での4年間でしか経験できないことが多くありました。

次に2年生時の話を少ししたいと思います。この1年は壁にぶち当たった年であり、最も後悔の残る年です。まず、年初めにポジション変更に悩まされました。
同期のQBが退部したこと、一つ上の44代にQBがいなかったことから新QBに僕が指名されました。正直な話、マジでやりたくありませんでした。その一方で人数の関係上、WRもやるという二足の草鞋状態でした。そんな中、ある日、脳にくも膜嚢胞が見つかります。当時はくも膜嚢胞がある状態で選手を続けた前例がこの部になく、多くの時間を奪われました。そんな中なんとかたどり着いた秋シーズン、WRとして試合に出る一方、一枚目QBが怪我でシーズンアウトするというアクシデントに見舞われ、自分に出番が回ってきました。自分自身QBというポジションにネガティブな感情しか抱いていなかったこと、どうせ自分の番など回ってこないとたかを括っていたこと、QBというポジションの重要度、責任などをわかっていなかったこと、全てのツケが回ってきました。引き分け以上で優勝の大事な試合を自分のせいで落とし、秋シーズンを終わらせました。3年時、4年時は試合になかなか参戦できず、優勝争いに自分が絡んだのはこの一回きりでした。全てをかなぐり捨ててでも2年生をもう一度やり直したい。でもそれはもう叶わない。この経験を通じて、先を見据えて行動すること、今を大切に生きることがどれだけ重要かを学びました。

最後に印象に残っていることを少しだけ書こうと思います。
それはWRとして試合に出た時の全てのキャッチです。コロナの影響もあり、4年間で経験した試合が少なかったこともあるかとは思いますが、それでも、全てのキャッチを直前に起きた出来事かのように鮮明に覚えています。もちろん、落としたことも(笑)。小中高とやってきたサッカーのプレーよりも4年間のアメフトでのプレーの方が多く印象に残っています。それくらいアメフトは楽しく、やりがいがあり、4年間を懸ける価値がありました。辛かった時間も忘れるほどの報われる瞬間がありました。

この部活には本当に多くのことを経験させてもらいました。だからこそ、関わってくださった、支えてくれた方々には感謝しかありません。
ありがとうございました。