こんばんは!

今回で44代引退ブログは終了となります😭

本日の担当は44代主将橋本元樹です!

 

いつもご支援ありがとうございます。
2020年度主将を務めさせていただきました橋本元樹です。
今回引退挨拶ということで、

僕がこの4年間、感じてきたことを書こうと思います。

僕は大学に入学した時、

とても体が小さくアメフトなんてやるわけないと自分でも思っていましたし、

周りの人も僕がアメフト部に入ることなど想像していなかったと思います。
また、高校までずっとバスケットボールをしていて

高校もバスケの推薦で入学したのでそれなりにうまかったです。

だから大学でも絶対にバスケットボールをしようと思っていました

ですが、アメフト部の新歓を通してアメフト部の人がとても魅力的に感じていました。

すごく面白いのに、部活には本気で取り組んでいる。
僕の当時の理想の人間像でした。




そして何より自分自身の人生が

バスケに頼りすぎていることが情けなく感じてきました。

バスケが少しうまいからそれで友達も作って、

先輩からもよくしてもらって。

すごくダサいと感じました。

競技に惹かれたのではなく人間成長のため、

名古屋大学という環境で最も自己成長し、

自分の理想とする人間像に近づけるであろう場所が

このGRAMPUSだったので入部を決意しました。

ただ、先にも述べたように入部時点で

アメフトは絶対に向いていないなと思っていました。笑
コンタクトが好きではないし、

体も当時は体重54キロとかなり細かったです。

相当な覚悟を持ってこの決断をしたことが懐かしいです。

やはり入部したからは思うように選手として成長できませんでした。
体重は増えない、

ご飯は食えない、

すぐに怪我をするといった感じで下級生の頃はまともに練習できていません。
何度も部活をやめようと思ったこともあります。
特に1年の頃はずっとやめるかどうか考えていました。

同期もたくさんやめました。
ここで活躍できないのなら、

バスケに行って活躍したほうがいいなともずっと思っていました。
ただ、自分で一度覚悟を決めて決断したことから逃げるということを

僕は人生で絶対にしないと決めています。

そんな自分を裏切ることはできずに頑張って続けていました。

次にまた怪我して練習できなくなったら本気でやめようと思っていた1年の3月、

なぜかそう思った時に怪我をせず初めて2年の春に試合にでることができました。

この時、アメフトをこのまま続けようと決意しました。
また、同じポジション(RB)の先輩がとても尊敬できる先輩方で

その人たちと一緒に頑張りたいし、

その人たちのために少しでも力になりたいという思いもとても強かったです。

3年ではポジションのリーダーとなり頑張っていました。

ですが、3年の春の2試合目が終わった直後の練習で

頚椎にひびが入ってしまい

半年ほど競技から離れることとなりました。

せっかく試合に出れるようになってきたぐらいで

またこの大怪我をしたことはかなりショックでした。

ですが、チームのためにできることをしようと思い

自分なりにチームを全力でサポートしました。

3年の夏、僕たちの代の主将を決める時期がやってきました。
僕はチームを変えたい、

引っ張りたいという思いが強かったので

主将をやりたいと思っていたのと同時に

アメフトをまともにできていない僕が

主将をやっていいのかという葛藤がすごくありました。
ですが、同期のみんなが満場一致で

誰も反対することなく僕が主将をやることを望んでくれました。
とても嬉しく思ったのと同時に

ラスト1年間全てを犠牲にして

本気でこのチームを目標達成に導くことを決意しました。

いよいよ僕たちの代になり、

あらゆることを実行に移す、

下級生を巻き込むということを

組織運営の方針として活動して行きました。

本気で苦しかったし逃げたかった時もありました。
僕も元々そんなできた人間ではありません。
みんなの理想の主将像を

この1年間本気で演じ続けました。
部員のみんなにどんな状況であれ絶対に弱さを見せることはなかった思います。

途中練習が中断された時も、

ZOOMでチームが強くなるためにどうしたらいいのか、

どうやったら部員が主体性のある組織を作れるのか、

すごくたくさんの時間をミーティングに費やしました。

理念の話を幹部でずっと日が明けるまで話していたのもいい思い出です。

そして練習が思うように再開されない時、

全国大会がなくなった時、

初戦を辞退するという賛否両論のある決断をした時、

自分たちが当初掲げていた理想と現実のギャップが、

本当に今年のチームなら東海を優勝して関西3位を倒せると思っていたからこそ

苦しかったです。

最後の試合がなくなった時は

もう悔しいとかいう感情はなくぼーっとしていました。

東海の決勝戦で名城が優勝し

喜んでいる姿を見てそこで終わったんだと実感し、

現実を受け入れました。

そんな感じで僕のアメフト人生は終わりました。

ちゃんとまともに出た試合はわずか3試合だと思います。

TDも一回しか取れませんでした。

ですがそれ以上にこの環境で人として成長させてもらったなと思います。

それは紛れもなく僕を育ててくれた先輩方、

僕についてきてくれた後輩、

日頃から支援してくださっているサポーターの皆様のおかげだと

心より実感しています。

僕達の想いを後輩が引き継ぎ、

来年こそは打倒関西を成し遂げてくれることを期待しています。
僕もできる限りのことはOBとしてしていこうと思っています。

たとえ、最終学年にこの結末になると知っていても、僕はこの部に入部していたと思います。

本当にGRAMPUSに入ってよかった。
ありがとうございました。

 

 

44代引退ブログは本日で終了です。

8回にわたり、ご覧くださりありがとうございました🏈