新年早々、本業の仕事に奔走する。
現在、我々は『減価償却が効く物件』を探している。
<減価償却が効く物件の条件>
・現金買い(ローンを使わない)
・耐用年数が切れている、もしくはもうすぐで切れる。
簡単に言えば、借地権付築古戸建てか区分マンション。
土地値が付かず、物件価格がそのまま減価償却費となるもの。
現金買いのため、さすがに値段の高い物件は買えない。
ネット検索していると、田舎の物件はそれなりにある。
ただし、数年後には我々も売却しなければいけない。
上記の条件に当てはまりそうな物件を2つ見つける。
1つ目は木造3階建の築67年の物件、駐車場なし。(近隣に¥14,000/月あり)
この物件は大きな問題を3つ抱えている。
<問題点>
① 再建築不可。
② 水道メーターが隣地にはみ出している。
③ 容積オーバー。(建築基準法違反)
水道メーターの隣地は親類だが、連絡がつかない状態。
こんなに問題を抱えているが、価格は強気の750万円。
その理由は立地がいいから。
最寄り駅まで徒歩10分以内。
実際に内見させていただく。
内装は想像以上にかなりキレイ。
しっかりリフォームされており、エアコン交換と室内クリーニング以外は必要なさそう。
2つ目は駐車場1台付きの築51年の木造2階建、駐車場1台分あり。
この物件の問題点は2つ。
<問題点>
① 崖(ガケ)条例あり。再建築は可。
② 2階増設部分が未登記。
内見する前にまず気になったことがある。
それは、洞窟の中に駐車場がある。(スミマセン
)
昔に流行ったと思われる『崖の中の駐車場』。
車の出し入れが実に難しそう。
車を降り、玄関までは急な上り坂。
中に入ると、昭和感満載。
さすがに、水回りはリフォームされている。
床の間は昔ながらのもの。外国人が喜びそう
崖(ガケ)だけあって、2階からの景色はキレイ。
大規模なリフォーム工事が必要。
今回、2つの物件を内見させてもらった感想を述べる。
再建築不可物件はそれなりに魅力がある。
なぜなら、賃貸に出した場合に客付けができそう。
ただし、売却の際に隣地との問題など問題が山積している。
250万円値引きの現金500万円だったら購入してもいい。
もう1つのがけ条例の物件は魅力なし。
地震などの災害のリスクが高い静岡県は、がけ条例に厳しいことで有名。
増設した部分も恐らくは、がけ条例に引っかかるために未登記となっているのだろう。
半日かけて妻と共に2つの物件を内見させてもらった。
仲介業者の担当者にとって、我々を紹介したのが初仕事とのこと。
担当者、そして我々に幸あれと願いながら帰途につく。