今回は副業で働く福祉施設での話。
私が勤務する施設で虐待が疑われる案件が生じた。
そのため、施設長が様々な外部の人を講師に迎え、虐待防止のための対策を講じる。
その中で、以前本ブログでも紹介(11月27日分)した、近隣の障害者施設の施設長の話が今でも耳に残っている。
講話の大半は、職員間そして、職員と利用者の人間関係の構築の重要性を説く。
職員間の人間関係については以前のブログ(11月27日分)で紹介した。
今回は、職員と利用者との人間関係の構築をテーマにする。
わが施設は平日(月曜日~金曜日)は午前中と午後に分けて日中活動を行っている。
日中活動は2グループに分けての集団での活動。
恥ずかしい話だが、活動内容は本当に利用者のためになっているかどうか非常に怪しい。
特に、午後の活動の必要性か。
なぜなら、午後の活動と並行して入浴が行われている。
その入浴を担当する職員のほとんどは、午後の活動の職員。
分かりやすく言うと、多くの職員が入浴に取られてしまっている。
これでは、元々充実していない日中活動がより増幅している。
ここで思い出すのは、昨年まで施設長をしていた方が職員会議で話していたこと。
前施設長:「ある施設を見学したが、活動は午前のみ。午後は入浴だけにして、ゆっくりと過ごす。そろそろ、我々もそういうことも考えた方がいいではないだろうか
」
個人的には前施設長の考え方は好きではないが、上記の言葉だけは支持できる。
以下に、私の考えを紹介したい。
午後は入浴のみとし、余裕が出た職員と個々の利用者との活動に時間を当てる。
<個別活動の案>
・買い物(ドライブとテイクアウトなど)
・職員と共に居室清掃&おやつを食べる。
・別室でホットプレートを使って簡単な料理を作る。
・近所の球場へ行って、野球観戦。
・近所の自販機まで散歩し、ジュースを飲む。
・スーパー銭湯での入浴。
余裕が出たからと言って、職員が楽をしたい訳ではない。
むしろ、職員は個別活動を立案、実行しなければいけない。
自身も正規職員だった頃、苦い思い出がある。
それは、担当する利用者との触れ合いがほとんどできなかったこと。
そのための時間がなかったと言い訳はできる。
しかし、最初に話をしてくれた講師の方が話が胸に突き刺さる。
それは、『利用者との人間関係は、触れ合うことの積み重ね』
ぜひ、今回の事案を重く受け止めるなら、来年度からでも、抜本的な日中活動の見直しをするべきだろう。
あくまでも、一パート職員の私が言っている空想でしかない。
一応、来年度に向けた考えを表明するアンケートが配られたので書いてみようと思う。
ちなみに、昨年書いたアンケートについて、管理者からの反応は全くなかった。