社会人野球の日本選手権大会(京セラドーム)はHondaとトヨタ自動車が決勝にコマを進める。
決初戦はトヨタ自動車が2対0でHondaを下し、優勝する。
Hondaの選手の中に私自身にも関わりがある気になる記事があったので紹介する。
Hondaのチーム内に私と同じ一型糖尿病を持病としてる選手がいることを初めて知る。
その選手は上ノ山倫太郎選手(23)。
準決勝戦の三菱重工業east戦では貴重な追加点となる2点目を挙げる殊勲打を放ち、注目される。
彼の球歴を簡単に紹介する。
関東学院大学では投手として活躍、卒業後は現在のHondaに進み、投手として活躍を期待される。
しかし、社会人野球のレベルの高さを痛感し、投手を断念。
野手として一から出直すことを監督に直訴。
それからは、打撃練習は勿論のこと、守備練習にも人一倍の努力を積み重ねる。
その結果、今大会では野手としてベンチ入りを果たす。
彼に転機が訪れたのは、中学2年生の時。
一型糖尿病であることが判明する。
その当時、同じ病気でもプロ野球で活躍している岩田稔投手を知る。
岩田選手とは直接会っていないが、SNS等を通して交流する。
それを支えにして、高校・大学と野球を続けてきた。
そして、今大会(社会人野球日本選手権大会)の初戦に 岩田氏と初めて直接対面し、激励を受ける。
記事によると、1日に打つインスリン注射は7回。
試合中、練習中には補食をしながらプレーを続けているとのこと。
私自身はインスリン注射は1日4回。3度の食後と寝る前に1度。
上ノ山選手はそれ以外に3回打っていることになる。
それだけ、身体に必要なエネルギーが必要であることがよくわかる。
また、激しい運動をするとすぐに低血糖に陥る。
したがって、補食が欠かせないことだろう。
徹底した自己管理をしながらのプレーは並々ならぬ気を使うことだろう。
残念ながら、今大会では優勝できなかったが、日本選手権大会での準優勝は立派な結果だ。
しかも、野手に転向して1年足らずなのに、大会で活躍したことはこれからの励みに繋がる。
今後の上ノ山倫太郎選手から目が離せない。
余談だが、Hondaには一昨年、東洋大学のキャプテンをしていた小口仁太郎選手(智弁学園高卒)が在籍している。
今大会では右翼手のスタメン。
来年はHondaを応援しに球場に足を運びたいと思う。
来年も忙しい野球観戦になりそうだと今からウキウキする。