公務員として働きだして間もない頃、『踊る大捜査線シリーズ』の劇場版を観たことを記憶している。
当時のフジテレビと言ったら飛ぶ鳥を落とす勢い。
フジテレビの本社がある、お台場は憧れの地だった。
『踊る大捜査線シリーズ』も大ヒットした作品。
叩き上げの青島刑事(織田裕二)の生きざまに感動したことを覚えている。
同時に、上司である室井管理官(柳葉敏郎)の強烈な個性も印象的だった。
さて、今回はその室井慎次が主演の映画を観る。
前編と後編となっており、今回は前編。
タイトルは『敗れざる者』。
貧乏性の私は、サービスデー(メンズデー)¥1,200円で鑑賞。
映画館に入ると、大きな横看板が目に入る。
10月11日公開(敗れざる者)と11月15日公開(生き続ける者)の広告。
館内に入る手前に柳葉敏郎の目から上の写真が飛び込んでくる。
まさに、笑顔一つなく、眉間にしわを寄せる室井管理官。
大いに期待に胸膨らませる。

ここから、ネタバレしないように気をつけながら感想を述べようと思う。
警察組織を変えるという信念を持った室井氏は、巨大組織に敗れて定年退職を前に、田舎に逃げていく

田舎に移住し、犯罪被害者の子どもを里子に迎えて面倒を見る。
犯罪被害で心理的、肉体的にダメージを負った子供たちに対しても、今までのように真っすぐで裏表ない誠実な態度で接する。
すると、徐々に子供たちの室井氏に対する態度が変わっていく姿に心打たれる
。
心安らかに田舎で静かに過ごそうとする室井氏に反して、犯罪は容赦なく彼に襲いかかってくる
。
自宅近くに埋められた死体、実際に室井自身が指揮した女性犯罪者の娘が家に飛び込んでくる、里子の父親が出所する・・・。
あっという間に2時間が経過してしまう。
随所に過去に放送された『踊る大捜査線シリーズ』の場面が挿入されたときには、懐かしさがこみ上げてくる
。
いかりや長介、小泉今日子、深津絵里、等々・・・。
あえて苦言を言わせてもらうと、過去の栄光を引きずっている感がありありする
。
我々世代にはとても懐かしく、とてもよかったが、若い世代が観るかというと
。
今後のTV局の明るい未来が見えない気がした
。

犯罪被害で心理的、肉体的にダメージを負った子供たちに対しても、今までのように真っすぐで裏表ない誠実な態度で接する。
すると、徐々に子供たちの室井氏に対する態度が変わっていく姿に心打たれる

心安らかに田舎で静かに過ごそうとする室井氏に反して、犯罪は容赦なく彼に襲いかかってくる

自宅近くに埋められた死体、実際に室井自身が指揮した女性犯罪者の娘が家に飛び込んでくる、里子の父親が出所する・・・。
あっという間に2時間が経過してしまう。
随所に過去に放送された『踊る大捜査線シリーズ』の場面が挿入されたときには、懐かしさがこみ上げてくる

いかりや長介、小泉今日子、深津絵里、等々・・・。
あえて苦言を言わせてもらうと、過去の栄光を引きずっている感がありありする

我々世代にはとても懐かしく、とてもよかったが、若い世代が観るかというと

今後のTV局の明るい未来が見えない気がした


映画を出ると、等身大の室井管理官が見送ってくれる。
さすがに1人では、顔を入れて記念撮影はできない。
スーツをびっしっと決める室井氏はカッコいいと改めて感じる。
早ければ、来週にも後編『生き続ける者』を観たいと思う。