父親は現在81才。
30代後半で糖尿病(Ⅱ型)を発症。
サラリーマン定年を迎える数日前(当時60才)に心筋梗塞を起こし、救急搬送。
それまで毎日2箱は吸っていたタバコをピタリとやめる。
その後、胃がんが判明し、胃の大半を摘出する手術を受ける。
そして、不整脈を改善するためにペースメーカーを付ける。
会社を退職してからは、母親と2人で温泉に行ったり、趣味の英会話を勉強したり、カラオケ同好会に参加したりして過ごす。
また、毎日朝夕のウォーキングも欠かさず行っていた。
母親の食事は健康そのもの。
魚や野菜中心のメニュー。滅多にお肉が出ないようだ。
このように、健康に気を付けた日々を送る。
サラリーマン時代のストレスから解放されたかのように穏やかな生活をしていた。
しかし、数年前から身体の不調を訴えるようになる。
腰やふくらはぎが痛いとの訴えがあり、毎日行っていたウォーキングもやったり、やらなかったりするようになる。
今年に入ってからは、満足に食事がのどを通らない日が続く。
それに加えて夏の猛暑から脱水症状になるなどしたため、かかりつけの病院への入退院を繰り返す。
9月に入って、自宅で倒れて救急搬送される。
口からの食べ物が誤嚥を起こして肺炎となる。
その時は人工呼吸器を付け、苦しそうな表情を浮かべていた。
そこで、心臓に近い血管から直接栄養を摂取できるようにカテーテルを入れる。
すると、人工呼吸器は付けてはいるものの、顔色もよくなり状態も安定する。
この日、母親と見舞いに行くため、実家に寄ると病院の看護師から入電。
看護師:「お父様の件で先生(医師)からお話があります。お時間は取れるでしょうか」
私:「今から母と病院へ行くところでした。妹にも連絡して向かいたいと思います。」
妹は看護師として働いている。
妹も合流して主治医の説明を受ける。
※ 以下は話の内容を抜粋しています。
医師:「我々としても、口から食事が摂れるよう改善するよう努めてきました。しかし、誤嚥を起こしてしまうため、口からの摂取ができません。今現在、病状は安定していますがこれ以上の改善は見込めません。そこで相談ですが、今後は自宅か医療療養型施設での看病となります。詳しいことは担当(社会福祉士)と話し合ってください。」
私や妹は薄々、こういう話だとは想像していた。
妹によると父親の症状から考えて数か月以上の入院はほとんどないとのこと。
その前から母親とも話し合って自宅での看病は厳しいとの結論は出している。
そこで、担当者(社会福祉士)には父に合った施設(病院)を紹介してもらう。
幸いにも希望する施設は、主治医の@@先生も毎週火曜日には通っているとのこと。
早ければ2~3週間後には移ることができるそうだ。
週3回までの面会(予約制)となり、現在のように好きな時間に面会はできないのは不自由だが仕方がない。
父親には直接伝えようと思う。
母校の東洋大学(野球部)が11月に行われる入れ替え戦で勝利し、春のリーグ戦には神宮球場での観戦を励みに頑張ってもらうように励まそうと思う。