父親の母校、東洋大亜を応援している東都大学2部リーグ戦もいよいよ大詰めを迎える。
第5節が最終週のうち、第4節に突入。
東洋大学にとって第4節の対戦校が大変重要な戦いとなる。
なぜなら、今春まで1部リーグだった駒沢大学が対戦相手だから。
お互いに絶対に落とせないカード。
もし、どちらかが勝ち点を落とすと、その時点で優勝争いから完全に脱落する。
当然、私も球場に駆け付ける予定だった。
しかし、前日の段階で雨天により順延とホームページに掲載される。
翌日は副業の福祉施設の勤務日。
非常に残念だが、休憩時間に試合状況をネットで見るしかない。
10月6日(日)に行われた東洋大 対 駒沢大の1回戦の様子を試合結果をもとにして簡単に解説する。
まず第一に驚いたことは、東洋大の投手リレーがなかったこと。
今までの7試合は全て短いイニングでの投手リレーだった。
最長イニングは4回。
基本的には2~3イニングでの継投。
今回、先発を任せられたのは絶対的エース、岩崎峻典(4年:履正社高)選手。
序盤から安打を打たれながらも、ホームベースを踏ませない我慢の投球が続く。
対して、駒沢大の先発投手、中井選手は5イニングまで無安打の完璧なピッチング。
完全に流れは駒沢大学。
その均衡を破ったのは、6回裏の東洋大学打線。
四球を足掛かりに、相手のミスにも乗じて4番打者の池田彪我選手(3年:三重高)が執念の内野安打で先取点をもぎ取る。
次の7回裏にも、2死から2連続安打で1点を取る。
これで東洋大が2対0で勝ち切るかと思ったが、そう簡単に引き下がらないのが駒沢大学。
春季まで1部リーグで揉まれてきただけのことはある。
最終回の9回、2ベースヒットとタイムリーヒットで1点を返す。
ここで東洋大先発の岩崎投手が降板。
火消し役は、岩崎投手同様にプロ志望届を提出している一條力真投手(4年:常総学院高)がマウンドに上がる。
何とか次の点を与えずに2対1で勝利する。
最初にも述べたが、この戦い方は今までとは異なる。
先発の岩崎投手が完投目前の8回1/3まで投げる。
恐らく、今後は最高に状態のよい投手がマウンドに上がり、行けるところまで行くというスタンスになるだろう。
実際に観戦したわけではないが、この対戦は手に汗握る戦いだったことが容易に想像される。
簡単に負けないのはさすが駒沢大学。
東洋大学と駒澤大学の対戦は伝統校同士。
私自身も実際に観戦してきたが、駒沢大の監督、太田誠氏と東洋大監督の故高橋昭雄氏の対決は凄味があった。
<太田誠元駒澤大学監督>
<故高橋昭雄元東洋大学監督>
数々のドラマが神宮球場で繰り広げられてきた。
それが神宮球場ではなく、駒澤球場だとうのも複雑な心境。
そうは言っても、東洋大学は悲願の1部リーグ昇格に向けて、これから負けは許されない。
ぜひ、次戦も駒澤大学に勝利し勝ち点を奪取し、最終週の第5節を迎えたい。
今回、球場に行けなかったが、次節は必ず球場に足を運ぼうと思う。