先日、副業の福祉施設で1日中流されているTVを何気なく見ていると気になる報道があった。
それは、単身高齢者の今後の推移についての解説。
身寄りのない単身高齢高齢者は今後、急激に増加すると予想されている。
このことはまさに自分事。
なぜなら、その対象は我々団塊ジュニア世代だから。
我々の世代は、生涯独身で兄弟が少ない人が多いため、親類が少ない傾向にある。
この世代が高齢者になる20年後の予測(2050年)では、5人に1人が単身高齢者と言われている。
例え現在結婚していても、どちらかが亡くなってしまうと途端に単身高齢者となってしまう。
そこで問題となるのが住まいの確保。
身寄りのない単身高齢者の賃貸需要が高まっても、それを受け入れる大家さんは少ない。
大家さんは、孤独死が頭をよぎる。
TVでは、高齢者の割合が多い東京都の豊島区の取り組みを紹介していた。
私が住んでいる静岡の地方都市でも高齢者はたくさんみかける。
最寄りのスーパーに行っても、若い人はほとんど見かけず、お年寄りばかり。
我々の物件にも空室があるため、何か役に立てないか調べてみた。
『住宅セーフティネット制度』を見つける。
あれこれ調べてみると、かなり前からこの制度があった。
より一層充実させるため、今年の3月に法の一部改正が行われた。
これにより、借主・貸主ともに垣根が低くなる。
この制度を調べると、ただ単に単身高齢者だけでなく、社会的弱者全般を対象にしていることが分かる。
<対象者の一例>
・定額所得者(15.8万円以下)
・障害者(身体、知的、精神)
・子育てする人
・外国人
・DV被害者
・帰国被害者
・犯罪被害者
・妊婦のいる世帯
・海外からの引揚者
・LGBT
・UIJターンによる転入者
妻と協議して、試しに1階部分(2室)の空室をこの制度に登録してみようということになる。
翌日、静岡県の担当部署に連絡する。
私:「不動産賃貸業を行っている@@(私)と申します。ネットで『セーフティネット登録住宅制度』を知り、興味があります。どうしたらよいか教えてください。」
担当:「ありがとうございます。まずは『セーフティネット住宅情報提供システム』からご登録ください。登録しましたら、こちら(静岡県)に連絡が来ます。不明な点がありましたら連絡をいたします。それが終わりましたら正式に登録が完了いたします。」
私:「まずはネットから登録を行うってことですね。」
担当:「そうなります。よろしくお願いいたします」
早速、『セーフティネット住宅情報提供システム』にアクセスする。
ここであることを発見する。
それは、静岡県内で登録されているアパート、マンションの傾向。
ある業者が9割以上占めている。(今後、お話しします)
その後、登録するための入力を開始する
これがかなりの労力。
話が長くなるので、ここまで。
この続きは、シリーズ化してお伝えする。
最後におまけ。
この制度の対象者のうち、『低額所得者』の低額とは、15.8万円/月。
私の副業の福祉施設での給料はその額に満たない。
ってことは、一歩間違えると、私も『低額所得者』の仲間入りってこと。
この世は一寸先は闇の世界。
私も逆の立場でこの制度を使うことになるかもしれない。