この日、映画館ではファーストデーとなり割引となる日。
通常¥1,900円が¥1,200円となる。
実は前から観たいという映画があった。
その映画の名は『変な家』。
この映画が上映されると知った時、すぐに原作者の『雨穴(うけつ)』さんを思い浮かべる。
その雨穴さんは今や有名なユーチューバー。
私も数年前に登録済み。
彼が出している動画ははっきり言って、ちょっと変わったもの。
見方によっては、「気持ち悪い」「後味が悪い」などの評価があるかもしれない。
それでも、怖いもの見たさで、ついつい観てしまう。
自身は賃貸経営を生業にしている。
不動産関係に係る者として、マイソクをはじめとして、部屋の間取りは切っても切れない仲。
そのため、原作となる動画は特に印象に残っている。
映画館に入ると、春休み期間と重なって中・高校生などたくさんの人がいる。
映画館としては嬉しいこと。
しかし、いつも平日の空いている風景しか見ていない私にとってはあまり嬉しくない。
本日最初の上映なのに、多くの観客が入っている。
早速、映画を観た感想を述べる。
※ネタバレしないようにできるだけ心がけていますが、ネタバレしていたらご容赦ください。
率直な感想は、原作の間取りを基にはしているが、『大きくネタを変えたな』って思った。
誠におこがましいが、もし私だったら、原作である雨穴さんの動画の中で示された『最後の投げかけを膨らめたい』。
そして、横溝正史氏の『金田一耕助シリーズ』を彷彿させるシーンが随所にみられた。
それに加えて、年老いたおばあさんがチェーンソーを使うシーンは外国の某ホラー映画を思い出させる。
途中で、ホラー映画はないかと感じてしまう。
できれば、もっと知能を使ったミステリーものとして仕上げて欲しかったのが正直な感想。
ただ、けなしてばかりいてはダメ。
栗原役の佐藤二朗氏はとてもいい雰囲気を醸し出していた。
まさに、この役には彼がピッタリ。
そして、母親役の斉藤由貴さんのミステリアスな演技も素晴らしい。
高嶋政伸氏の気持ち悪い役柄も磨きがかかっていて、とてもいい感じ。
今回も映画を観ての感想を誰の忖度もなく、思いっきり素直に正直な気持ちで書いてしまった。(スミマセン)
原作者と製作者との件があったため、原作者の雨穴さんはどう思ったか気になる。
映画公式サイトでは『ここまで大きくなったことを嬉しく思います』と述べている。(社交辞令)
雨穴さんの本当の正直な感想を聞いてみたいものだ。