以前、本ブログで自治会(地域によっては町内会と呼ぶ)の当番(班長)が回ってきたことを伝えた。
3年に1度の割合で回ってきた。
我が家が所属する班は9世帯あり、毎年2人が行う。
本来なら4~5年の割合で当番が回ってくる計算。
しかし、今回の役員改選で、上の役職(副会長)を行う人がいたり、高齢を理由に辞退したりしたため、私に出番が回ってきたという経緯。
気を取り直して、話を進める。
先月の会合で、それぞれの班の役割分担が決まる。
私は『交通安全係』と決定する。
先日、最初の仕事があった。
それは、2日連続での交通安全に関する会合への出席。
どちらとも、夜7時からの開始。
1日目は、地域の地区センターでの会合。
この会合は新旧の役員が集まる。
旧役員の方の住まいは、自宅の道を挟んだお向かいさん。
60才前後の女性でテキパキしている方。(ここではAさんとする)
同じ長机に座り、1年間の大まか流れの説明を受ける。
Aさんから嬉しいことを聞く。
Aさん:「この会合は年間4回ありますが、だいたい10分前後で(会合が)終わります。」
私:「早く終わるのは嬉しいです。」
今回の主な議題は以下の通り。
・令和5年度の活動報告
・令和6年度の活動計画
・4月8日の活動内容説明
確かに、これだけならすぐに終わるはず。
しかし、司会の男性の進行が下手すぎる。
司会:「この地域に住む新1年生に交通安全の啓発活動としてタオルを配りたいと思います。しかし、小学校に問い合わせても個人情報だと言って教えてくれませんでした。知っている限りで構わないので、各地区の新入生の人数を教えてください。」
私とAさんは、小声で以下の会話をする。
Aさん:「そんなの(新入生の人数)は各自治会長に聞けばいいのに。」
私:「別に名前を聞き出すのではないのだから、教育委員会に問い合わせれば教えてくれると思います。」
これだけで10分超の時間を要する。
最後に、各自治会で回覧板として配布するプリントの数が不足していないか確かめる。
すると、女性から10枚足りないとの申し出がある。
それから、司会者とその女性で1対1の会話を10分以上している。
Aさんが、私にささやく。
Aさん:「そんな話、会議の後で2人でやればいいに。」
そんなこともあり、10分で終わると期待していた1回目の会合は40分近くかかってしまった。
プンプン怒りながら、帰途につく。
自転車でこのセンターまで来たのだが、帰りは小雨が降っており、弱り目に祟り目って感じ。
2日目は、自治体の市民センター大ホールでの会合。
私の車にもう1人の班長を乗せて、会場に行く。
会場に着くと、ホール入口に多くの旗を掲げて、交通指導員の服装をした高齢の男性方が立っている。
一人一人が丁寧にあいさつをして出迎えてくれるのはありがたい。
しかし、腰が曲がっていたり、立っているのだけでもしんどそうだったりする人ばかり。
定刻通り、会が始まる。
進行役の司会者、会長、副会長が壇上に上がっているが、どの方も80才近い高齢者ばかり。
会としては、交通安全課の警察官による講話が20分、交通安全協会の女性指導員による旗ふり指導が20分という内容。
実際に手旗を使いながら、小学生を横断歩道を誘導するシミュレーションを行った。
余談だが、今回講話した20代後半の警察官は春の定期異動で昇任し、1年で異動とのこと。(大変)
会が終了したのが20時頃。
このあと、多くの高齢者が帰途につく。
この日も外は雨がちらついている。
この日は、小学校低学年に向けた交通指導だった。
しかし、率直に言って、『あなた方(高齢者)の方が心配』。
2日連続の会合で思ったことは以下のこと。
それは、高齢者の社会における活躍は非常にいいことだ。
ただ、あなた方の身体は未来永劫、丈夫ではない。確実に弱っていることも少し自覚してもいいのではないだろうか。
最後、辛口なコメントになってしまったが、色々と考えさせられる会合だった。
気になったのは、1日目の司会者の進行、そして、2日目の交通指導員の方々の年齢。
交通安全に関する会合だが、自分たちの身の安全が必要な方々ばかりだったような気がしないでもない。
今の日本の社会の縮図を垣間見たような気がする。