アパマンショップオーナーズ3月号が届く。
今回取り上げるのは、高橋誠一氏(全国賃貸管理ビジネス協会名誉会長)の連載記事。
『お金持ち大家さんへの道』第183回。
普段は読み飛ばしてしまう連載だが、題目を見て『???』と感じてしまったので紹介する。
そのタイトルとは、『心豊かな生活とは、週に1度のリッチな外食と年に1度の海外旅行でしょうか』
ここで既に違和感を感じてしまう。
それは、『心豊かな生活=立地が外食、海外旅行』の箇所。
記事を読み進める。
一応、筆者は、心豊かな生活は個人差があって一概には「これです」とは言えないと断っている。
彼が言いたいのは、「食事にいこうか」「海外旅行に行こうか」と思った時に、実際に行動に移せるかどうかだと言っている。
公的年金や預貯金の切り崩しだけでは不可能であり、仕事をしていたら休んでまで海外に出かけられないと説明している。
要は不動産収入という経済力を持てば、お金や生活のことを気にせずに済むとのこと。
ここまで読み進めて、筆者が言いたいことを理解する。
私なりの解釈は、『不動産収入=経済的自由、時間的自由が手に入る』。
違和感を感じたのは、心豊かな生活とは、外的な要因(リッチな外食や海外旅行)だけではないと思ったからだろう。
当然、外的な要因も大事なことだ。
それと共に、内面的なことも含んで『心豊かな生活』だと私なりに思う。
具体的な内面的なこととは、知的好奇心を刺激されることや、人から感謝されたり、役に立てたりすることが挙げられる。
読み進めていくと、またまた『???』と思う個所を見つける。
個人で株式投資で財を成したと聞いたことがないと説く。
筆者はお金持ちになるには「不動産です」と答える。
その理由は、日本には古くから「不動産神話」というように不動産に対する絶対的な信頼感があるから。
ここでふと思ったことは、確か「不動産神話」って、バブル景気を経てバブル崩壊でこの神話が木っ端みじんに崩壊するって話だったと思う。
要は「不動産神話」=『砂上の楼閣』。
だから、筆者が言うような絶対的な信頼感があるってことはないと思う。
反対ばかり言うだけでは、どこかの政党になってしまう。
そこで、私なりの考えを以下に示す。
私の考えるお金持ちの秘訣は、1つの釣り糸(収入源)だけではなく、多くの釣り糸を垂らした方がよい。
<多くの釣り糸の一例>
・不動産投資
・株式投資
・サラリーマンの給与
・新NISA
・各種SNSでの収入
一昔前の幸せの定義は、三種の神器や高級車、高級バック、時計に代表されるように物質面での豊かさだった。
今現在において、幸せや心の豊かさは「これです」と断定できない。
個人差、世代間など多種多様だ。
筆者が言うような心豊かな生活もある意味では正しい。
ただ、それだけではないというのが私の主張だ。
この記事を読んで学んだことは、自分自身の『心豊かな生活』『幸せ』について今後も追求していきたいと思ったことだ。