先週、税理士事務所の担当者から入電。
担当:「(法人の)決算書と@@様(私)と奥様の確定申告書が完成し、製本も終わりました。つきましては、お時間があるときにお越しください。」
私:「お忙しい中、本当にありがとうございました。では、来週お伺いいたします。」
せっかくなので、2月分の仕訳ができているので、それらも一緒に提出する。
この決算書をみると、法人7期目が経過したことをしみじみと実感する。
<法人決算書 & 確定申告書>
これらの書類を早速、莫大な融資をしていただいている2つの金融機関に提出するために向かう
。
実は、数日前にメインバンクの担当者ら、決算書の督促の電話があったばかり。
そして、銀行に向かうのは、これらの書類を提出する以上に大きなミッションがある。
それは、ある物件の『残債全額返済』をお願いする。
1つ目の銀行に向かう。
2期連続の赤字ではあるが、今後のビジョンについての思いや考えを伝える。
すると、
担当:「@@さん(私)は、しっかりと数字を把握し、現状を冷静に分析できていて素晴らしいと思います。大家さんの中には、なぜ、赤字であるかも理解できておらず、今後の見通しも持っていない人が少なからずいます。その点、@@さん(私)は全く問題ありません。」
私:「そんなに褒めてくださり恐縮です。」
続いて、本日のメインとなる信用金庫に向かう。
念のため、ここは妻も合流する。
会社の決算の説明をして、決算書、確定申告書(私と妻の分)をコピーをとり終える。
ここからがメインとなる。
私:「先日お話しした件(返済)ですが、どうでしょうか?」
担当:「その件ですが、上司とも相談したのですが1つ提案があります。現在の金利(1.〇〇)を下げますので、そのまま融資を続けていただきたいのですが。」
妻:「それは大変ありがたいです。しかし、返済が法人ではなく個人での支払いになっています。税理士にも相談したのですが、会社での返済はできないとのことでした。」
私:「月々の個人での返済額は1◇万円です。この額を4~5年貯めると1千万円近くになります。これで残りの学費が支払えます。」
担当:「そうでしたか。個人での支払いだったんですね。分かりました。もう一度、上司とも相談してからご連絡いたします。」
妻:「多くの不動産投資家さんたちは、融資してもらいたいと必死です。それを、せっかくお貸ししていただいたお金を返すということで本当に申し訳ありません。」
私:「一応、すぐに支払える状態にあります。あとは信金さんの都合によります。」
約40分間、応接室での話し合いを終え、信金を後にした。
我々が言いたいことをしっかりと伝えられてよかった。
特に、妻が話した『会社での返済はできない』の言葉は担当者に響いたようだ。
その後の話は、無理に引き留めようとしなかったような感じ。
そして、『金利を下げます』という衝撃的な言葉を聞いた。
今現在、日銀の会合より、『金利を上げる』ことが既定路線。
また、多くの不動産投資家が必死で融資を引き出すことがSNSで見受けれる。
我々は色々な意味で、時代の逆を進んでいる感じがする。
我々はもう50才を過ぎており、ガムシャラに物件を増やす時期ではない。
また、子どもにかかるお金が必要だ。
それぞれ、事情が違うのだ。
今回、税理士事務所、金融機関2つを訪問したが、それぞれで興味深い話を聞くことができた。
その中でも何といっても、『金利を下げます』の一言は1番衝撃的だった。