先日、自身が所有するビルの借主に地元商店街の会費を納めるために訪問する車

 この借主さんには、ビル1棟全て(3階)を借りていただいている音譜

 ビルと言っても、超極小叫び

 それぞれの階の床面積はたったの7坪ゲッソリ

 しかも、内階段でつながっている笑い泣き


 借主さんだが、本職は美容師

OIP

 2、3階部分で美容院、1階部分でエステを経営している。

 ちなみに賃料は10万円/月。

 契約の内訳は、2,3階部分が5万円/月。

 1階部分が5万円/月。



 話をもとに戻す。

 会費を払い終えて帰ろうとしたときに、借主さんから驚愕の言葉を受ける爆弾

借主:「1つ話があります。最近、(1階の)エステの売上が全く伸びませんダウン。家賃ですけれども、5千円でもいいので安くしてもらえないでしょうか!?

私:「突然のことなので、すぐに答えることはできませんしょぼん。(減額の話は)持ち帰ってから、改めてご連絡いたします。」

借主:「よろしくお願いします。」

 帰りの車の中では気が動転して、頭の中は『減額』のことで頭が一杯ゲロー
 
 減額もそうだが、借主のこの一言に引っかかっている自分がいる。

 その言葉は、『5千円でもいいので』ムキームキームキー

 私の中では5千円は大金!!

 なぜなら、1年間で6万円、5年間で30万円、10年間では60万円にも達する金額だからパンチ!
b7b1f6f76f4996c9a3fe97ee7a34b26b_t
 我々大家業を営む者とし、賃料は『命』と言っても過言ではないDASH!

 そう簡単に減額に応じられないパンチ!

 
 家に帰って、妻に伝える。

妻:「そうなんだショボーン

私:「でも、冷静になって考えると、(建物構造が)内階段になっていてるから、1階部分だけの募集は厳しいよねえーん

妻:「普通に考えると1万円/坪として、7万円の賃料が取れるけどね。」

私:「まあ、今回だけは5千円/月の減額に応じよう。ただし、もうこれ以上の減額には応じられないことをはっきりと伝えるよ。」

妻:「そうだね、5千円は消費税分と考えよう。」
※ 借主さん、我々の会社は免税業者です。

私:「即答は避けるよ。色々な方と相談したことにして、1週間ぐらい経ってから借主さんに連絡する。」

妻:「そうだね、例えば税理士さんや大家業仲間と相談したことにしよう。」


 それから5日後に借主さんに連絡し、今回は減額要求に応じるが、今後の値下げ交渉には応じられない旨を直接会って伝え、了解を得る合格


 定期建物賃貸借契約(定借)も考えたが、普通借家契約をまき直すことを選択する。

 ただし、特約に以下の1文を書き込む。

『本契約中において、乙(借主)は甲(貸主)に対して賃料の減額請求はできないものとする』

 今は減額に応じたため借主さんは嬉しいと思うだろう。

 しかし、『喉元過ぎれば熱さを忘れる』ということわざある通り、今後のトラブルのための予防線を張っておくDASH!

original

 今回は譲歩(減額に応じる)した。

 しかし、今後の店舗経営の状況は誰にも分からないショボーン

 我々としても、しっかりとお金を貯めながら、この建物の将来について考えていきたい。

<現在における将来のプラン>
・1階部分を明け渡してもらい、新たに借主を募集する。
・内階段を外階段仕様にリノベーションする。
・退去したタイミングで建て替える。 


 まずは、現借主さんには1日も長く、経営をがんばってもらいたいとエールを送るアップアップアップ