自宅から比較的近いところの球場で毎年恒例の明治大学野球部がキャンプをする
。
副業の福祉施設の公休日を利用して球場に足を運ぶ。
この日はキャンプ初日
。
東京の合宿所からの移動日。
そのため午後だけの練習。
早速、球場に足を踏み入れる。
バックスタンドには、明治大学の校旗がはためいている。
最近の東京六大学は、明治大学の一強時代
。
球場では、守備練習の真っ只中。
やはり目が行ってしまうのは、キャプテンの宗山塁選手（４年：広陵高校卒）
。
先ほど、サムライ日本代表選手28人の発表があったが、並み居るプロ野球選手の中で堂々と選出される
。
井端監督曰く、「守備は何も言うことがない」。
また、ある野球評論家は「宗山選手を獲得できれば、その球団は10年間、ショートは安泰。」と言っていた
。
守備練習では遊撃手の１番手として、元気よく動いている
。
どの選手もレベルが高いのだが、私の目からも『一味違う』と分かる守備範囲の広さとしなやかさ
。
それに加えて、１塁までの送球がメチャクチャいい
。
つづいて、打撃練習。
３つのゲージが設置され、宗山選手は左隅のゲージに入る。
打撃に関しては、まだ発展途上と言われているが、力みのないしなやかなバッティングが印象的。
これに力強さが加われば、鬼に金棒。
どの選手も力強いボールを打ち返している。
その時、「危ない」とグラウンドの選手たちから大きな声が発せられる
。私が座っている３塁側スタンドに向かって、ファールボールが上がる。
私が座っていた２，３席前にボールがポトリと落ちる。
直ちにボールを拾うが、周りを見渡してもマネージャーや選手が取りに来ない
。仕方なくグラウンドの方に下りていくと、練習中の選手がこちらに向かって上がってくる。
選手：「ありがとうございます。」
私：「がんばって！」
選手は元気な声でお礼を言う。
ボールには、しっかりと『明治大学野球部』と印刷されていた
。あっという間に練習終了予定の午後５時近くなる。
この日は温かく、風もほとんどない絶好の野球日和
。翌日からは天気予報は崩れる。
ぜひ、明治大学野球部の今春のリーグ戦での活躍を期待したい
。