先月、体調が思わしくなくないため病院に行く。
血液検査の結果、『Ⅰ型糖尿病』と診断される。
その日から、4回/日のインスリン注射が始まる。
まさか、インスリン注射を打つ生活が始まるとは、夢にも思わなかった。
インスリン注射の投与により、体調が戻りつつある。
時々、低血糖の症状がみられる。
その際は、処方されたブドウ糖を口にすることによって解決できている。
私が糖尿病と診断されてから1か月も経たないうちに、身近な同級生2人が病気を発症する。
1人目は高校の同級生。
彼とは、グループLINEで繋がっているだけでなく、家族ぐるみの付き合い。
彼の奥さんと私の妻は親類(はとこ)の関係。
彼のお子さん2人は、中学校に入学するまで、妻の音楽教室に通っていた。
彼の職業は電気工事士。
父親が電気工事会社を立ち上げ、彼が2代目社長。
名実ともに会社のトップ。
実の弟を含め、従業員も抱えている。
その街では、それなりに名が通ている会社。
ただ、社長である彼も普段は現場に出ている。
その彼が家族と夕食中に倒れ、意識を失った。
すぐに奥さんが救急車を要請するも、気が動転して会話にならない。
次女がお母さんに代わって、119番通報のやり取りをする。
彼曰く「救急車の中で1度、意識を取り戻した。その後再び意識が無くなり、2度目に気が付いた時は病院のベッドの上だった。」
病院でも1度、発作があったとのこと。
それから10日間、脳神経外科に入院。
先日、退院したとの連絡が入る。
病名は『てんかん』。
2年間は車の運転が禁止。
今後の働き方について、家族、社員と検討しなければいけない。
特に、現場での仕事はできないだろうと想像される。
なぜなら、高所での作業中に、てんかん発作が起こっては命取りだから。
以下のような文章(グループLINE)を送る。
私:「まずは、原因がわかってよかった!
2年間運転ができないのは辛いけど、仕方ないね。
現場はスタッフさんに極力任せて、@@君(同級生)は社長業に重きをおいたらいいんじゃないかな?
まあ、2年間はゆっくりと身体を労るのがいいと思います。
お互いに身体には気をつけましょう!」
同級生:「そうですね。妻も寝たきりとか、麻痺じゃなくて全然よかったと言ってくれました。
妻には今以上に頼ることになるので、共倒れしないよう上手く病気と付き合っていきます。」
まずは、今後ゆっくりと生活することが先決だ。
次に病気が発覚した同級生は、副業の福祉施設の副管理者。
彼は新卒で現在の社会福祉法人に就職。
3年前に副管理者に昇格する。
管理者は、法人の実質上のトップを兼務している。
しかも、福祉業界の財界活動に熱心。
そのため、施設内の実質上のトップは彼。
彼の性格は凄くいい。
誰に対しても腰が低く、優しく接する。
そのため、多くの職員が諸々の相談をしに彼のもとに行く。
ただ、1つ難点があるとすれば、処理スピードが遅い。(スミマセン
)
そのため、キャパをオーバーしてしまうことが多々ある。
彼は、自他ともに認める『現場大好き』。
厳しい言い方をすれば、人の上に立つ人間ではない。
利用者と共に汗を流すことが彼には合っている。
その彼に約2週間前から異変が起きる。
それは、頭のテッペン付近に大きなハゲが出現。
誰もが分かる『円形脱毛症』。
その理由は明白。
ズバリ、職場での『ストレス』が原因だろう。
人には、向き不向き
がある。
性格がいいことと、上に立つ役職(管理職)が一致しているとは限らない。
自分に不向きな役職に就くことは、辛い思いをすることの方が多い。
もう50才を過ぎてからの無理は、ストレスがたまって寿命を縮めるだけ。
自身もⅠ型糖尿病になった原因の1つは、積年のストレスの影響かもしれない。
振り返ってみて、7年前に公務員を突然退職し、右も左も分からない福祉施設に就職。
年下の上司(主任)にあごで使われ、最初の2年間は5回/月の夜勤もこなす。
それと同時並行して、一気に不動産物件を増やし、法人(会社)を立ち上げる。
何事にも全力で駆け抜けてきた。
私を含めて身近な同級生3人が病気になった。
やはり、健康はお金では買えないかけがえのないもの。
同級生の副管理者にも、二人きりになった時にこのような話をしようと思う。