今の話題のニュースと言えば、自民党の派閥パーティーによるキックバック問題。
ニュース番組はもちろん、各種のSNSでも多く取り上げられている。
私自身、特定の政党や議員に肩入れはしていない。
したがって、以下の内容はあくまでも、私個人が思いのままをつらつらと書いていることをご了承いただければと思う。
まず、日本の政治を動かしているのは、自由民主党(以下、自民党)。
そのことは紛れもない事実。
ってことは、野党にいては政権の中枢として働くことは絶対にできない。
したがって、すぐにでも『日本を動かしたい、中枢として働きたい』と思って政治家を目指すならば、自民党に所属した方がいい。
良い悪い、好き嫌いは別として、静岡選出の細野豪志議員が野党から自民党に鞍替えした理由の一つがある。
しかし、自民党に入ればすぐに日本を動かせるわけはないようだ。
まずは、派閥に所属しパーティーという名の献金のノルマが課される。
ノルマ以上のチケットを売りさばくことで初めて認められる。
万が一、ノルマが達成できない場合は、自腹でチケットを購入しなければいけないとも言われている。
そのような地道な仕事?をコツコツ積み重ねていって、やっと政府の役職(大臣、副大臣、政務官等)や党の要職に就くことができる。
その間に、最低4年に1度は選挙がある。
その選挙結果という天国と地獄
の二者択一の現実が待ち受けている。
当初は誰もが、『自民党の衆議院議員(代議士)になって、よりよい日本にするために頑張るぞ』という信念を持っているはず。
しかし、実際に当選しても、厳しいノルマが課される。
そのために、本来の国民や国益のために考えたり、行動したりする余裕すらない。
ひたすら、スポンサーになる企業を回って頭を下げることを繰り返す。
票やお金の調達のことばかりで頭の中が一杯。
少し話が逸れるが、我が福祉施設で行われる2大イベント(お祭り、クリスマス会)には、毎年野党の衆議院議員が顔を出してくれる。
しかし、自民党の衆議院議員は1度も来たことがない。
理由は明白。
我が施設に来ても、票にもお金にもならない。
イベントに来る野党議員を褒め称えているわけでも、来ない自民党議員が悪いと言っているのではない。
要は、それぞれ議員の見ている先が違うということが言いたいだけ。
野党議員は、政権中枢としてのかじ取りが出来なくて悔しい思いをしているだろう。
自民党議員は党内や派閥内で苦しい思いをしているのだろう。
議員を目指したり続けたりすると、永遠に続くラットレース。
最近のニュースを見て、『男はつらいよ』ではないが、つくづく『政治家もつらいよ』って感じがする。