久々の明け渡し訴訟シリーズ。
このシリーズもいよいよ終盤。
今年1月に購入したマンションの住人が引き渡しを受けた直後に逮捕・起訴される。
その後の経緯については、シリーズNo1〜19を参照していただきたい。
さて、今回は明け渡しを受けた部屋の原状回復、リフォーム工事が終了したことを報告する。
強制執行という最悪の事態を免れ、10月下旬に親族(代理人)から部屋の引き渡しを受けた。
その日のうちに、リフォーム業者に来てもらい、見積もりがでる。
何と、53万6千円。
本来なら、借主分を請求することができる。
しかし、今回は特殊なケース。
親族が片づけを行ってくれたことを考慮し、我々貸主が全て支払うことにする。
当初の見積もりは61万5千円。
しかし、私自身でやれることは除外してもらう。
その1つが、天井の塗装。
<ビフォー>
明らかに、四角い形がクッキリとしている。
ただし、その照明カバーの跡以外の部分はキレイ。
そこで、ホームセンターで塗料を購入。
イスを自宅から持ってきて、床には塗料が落ちることを予想して新聞紙を敷く。
作業時間は約40分。
顔を上に向けながらの作業はきつい。
特に首に負荷がかかる。
今現在病気、治療中の身には堪える。
<アフター>
塗装後、うっすらと跡が見えるが仕方ない。
照明を付けるとほとんど分からない。
自分自身を納得させる。
それ以外に、トイレの扉の凹み。
ドア一式を取り替えた。
<ビフォー>
<アフター>
エアコンもまだ耐用年数以内だったが、タバコのヤニで真っ黄色。
そのため、新しいものに入れ替える。
その他、電熱器のコンロをIHコンロに交換。
入居者プレゼント用の洗濯機はキレイに洗浄されている。
なぜか、温水便座も壊れていたので、新しいものに交換。
壁・クロスもタバコのヤニで凄く臭かったが、全て張り替えた。
そのため、以前は部屋全体がタバコ臭かったが、今は全く臭いがしない。
いよいよ、募集できる状態になる。
ここに至るまで、ちょうど11か月かかった。
リフォーム業者には感謝の気持ちで一杯。
残っているのは、この原状回復費用代と明け渡し訴訟における弁護士への成功報酬代の支払い。
できることなら、今年中に入居者が決まってほしいと願う。
部屋を出る時、『何とか早く入居が決まりますように』と祈りながら帰途につく。