図書館で『週刊東洋経済7/8号』を借りる。
借りた理由は、『生き残るための法律術』というタイトルが目に留まったから。
しかも、サブタイトルが、『知らないと人生が壊れる』と書かれている。
やっぱり、生き残りたいし、人生を壊したくない。
早速、読み進めていく。
AI、情報漏洩、コンプライアンス、ハラスメント、著作権、ChatGPT等々、難しいことが書かれている。
どうしても、目に留まってしまうのは、不動産関連記事。
タイトル『契約書と重要事項説明書を読めばトラブルは減る』。
以下のことが丁寧に書かれている。
〇アパートを借りる時の確認事項
〇土地を購入する際の確認事項
特に、アパートでは、借主負担のついて、土地購入では、賃地との境界画定について詳しく書かれている。
この記事では一般的なことだけしか書かれていない。
失礼だが、私にとって、目新しいことは何も書かれていない。
同じく、空き家問題についても全て分かっている。
残念に思い、パラパラとページをめくっていると、ある連載記事に目が留まる。
『ヤバい会社列伝』第13回 作家・ジャーナリスト 金田信一郎
傾斜マンション 大企業ピラミッドこれじゃ潰れるわ
たった2ページだが、この記事がメチャクチャ面白い。
ヤバい会社が実名入り。
大手ゼネコンがピラミッドの頂点。
下に向かうにしたがって、数多くの下請け企業がひしめく。
話の内容は、昔田んぼだった土地の上に巨大マンションを建てた。
しかし、軟弱な地盤のため、マンションを支える杭が支持層まで到達しなかった。
そのため、完成後8年目にマンションが傾いていることが発覚。
幸いなことに、建て替え要件である住民の4/5以上の賛成が得られ、無事に建て替えられたとのこと。
欠陥マンションが建てられた当時、東京五輪と重なり、建設ラッシュ。
職人も不足し、未熟な職人によって建てられたようだ。
記事に出ている住民は、建て替えの間、仮住まいとして都内の億ションにいた。
そこも、床の継ぎ目がズレていた。
恐らく、これも欠陥マンションだろうと推測している。
何千万、億円というお金を出して買ったマンションが、欠陥だと分かった時の絶望感は計り知れない。
当初、法律術の話を書こうと思っていたが、全く別の記事の方が印象に残ってしまった。
記事には、企業名がしっかりと書かれているので、興味のある方は読んでいただきたいと思う。