今年1月に購入したマンションの住人が引き渡しを受けた直後に逮捕・起訴される。
その後の経緯については、シリーズNo1〜11を参照していただきたい。
今回は、親族から代理人の弁護士に連絡が入る。
その内容をお伝えしたい。
弁護士:「@@(被告)のご親族から連絡がありました。@@は判決(明渡し)に同意したとのことです。そのため、親族が室内に入るために、鍵を貸してほしいとのことです。」
私:「本人が建物明け渡し訴訟に納得したのですね。」
弁護士:「@@のことですから油断はできません。そのため、達筆な委任状を確認した上で、鍵を渡したいと思いますがいかがでしょうか?」
私:「我々としては全く問題ありません。ただし、鍵は管理会社が持っています。」
弁護士:「承知しています。管理会社にも鍵を用意してもらうように伝えています。念のため、〇〇さん(私)からも管理会社に連絡してください。」
私:「分かりました。宜しくお願い致します。」
弁護士:「また動きがありましたら連絡いたします。」
妻もちょうどその場にいたので、弁護士との会話を聞いてもらっていた。
私:「@@さん(被告)が明け渡しに同意したようだよ。」
妻:「よかったね。親族が鍵を貸してほしいということは、中の荷物を運び出すってことだよ。」
私:「そうしてくれると助かるけどね。」
妻:「要は、鍵を渡すってことは明け渡すってことだよ。@@さんのことだから、先生が言うように委任状に何が書かれているかをしっかりと確認しないとね。」
私:「確かにそうだね。」
振り返ると、『強制執行』は誰もハッピーにならない。(シリーズNo11参照)
強制執行を行わずに、親族の手によって荷物を運び出してもらうのがベスト。
今回の親族からの連絡(鍵を貸してほしい)は、良い方向。
ただし、懸念材料もある。
@@さんのことだから、達筆な委任状の内容。
いずれにしても、少しずつだがコトが動いている。
弁護士が委任状を確認し、親族がどう動くかを注視してきたい。
今後の展開に乞うご期待。