岸信介元総理大臣の邸宅が一般公開されていることは知っていた。
岸さんと言えば、安倍晋三元総理大臣のおじいさん。
安倍氏に最も影響を受けた人物の1人であったといえるだろう。
賛否両論あるだろうが、戦後の日本の経済復興をけん引した。
そんな中、御殿場に行く機会(金融機関との打合せ)があった。
当初考えていた打合せ時間より早く終わった。
そこで、御殿場ICに近くにある大型商業施設(アウトレット)か、東山旧岸邸のどちらかを訪れようと考える。
さして買いたいものがないため、旧岸邸を訪ねることに決定。
秋晴れの良い天気で心地い風が最高
まずは、立派な茅葺の門をくぐる。
風でなびく竹林の音がたまらなくいい。
邸内への道中、可愛らしい石仏を発見。
左右に1対ずつの仏様が何とも言えなくよい。
やっと邸宅が目に入る。
茅葺の門をくぐってから、かなりの距離を歩いてきた感じ。
いよいよ、入館料¥300円を払って邸内に入る。
入ってすぐ隣に書斎がある。
岸氏、安倍氏は共に達筆だったと言われている。
岸元総理は、ここで般若心経を書いたのだろうか
庭園が見える場所に移る。
応接間、大食堂から庭園が見える。

岸さんが座っていたと思われる大きなイス。
その椅子に腰かけるとは禁じられている。
しかし、その前に簡易なイスが用意されている。
そこに腰かけて見る庭は、まるで京都の寺院の庭園と錯覚してしまうほど見事




続いて、一般倉庫と言われる場所に行く。

今回の訪問で2つ驚いたことがある。
① ワイン等を入れていたと言われている一般倉庫。その鉄扉の厚さが何と10cm以上ある

→もしかして、ワイン以外の刀剣等の骨董品はもちろんのこと、様々な貴重品が入っていた?
② 名刺の表面は名前のみ

→私には『肩書は必要なし』、岸信介だけで十分。

大満足し、旧岸邸を後にする

その近所に、松岡洋右元外務大臣の家と書かれた看板を発見。
せっかくだから、松岡邸も訪ねようと歩く。
松岡邸までの道が、ジブリ映画の『となりのトトロ』そっくり

心地よい風が気持ちいい


しばらくして、松岡邸に到着する。
しかし、1階は喫茶店になっており、入りずらい

そのため、中に入るのは断念する

とにかく、旧岸邸は、別世界に入り込んだ感じ

機会があったら、雪化粧した庭園も見てみたい
