今日は、我が応援する東洋大野球部の野球観戦の日。
父親の母校であり、私が子供の頃より神宮球場に連れて行ってもらった。
自分の母校でもないにも関わらず、東洋大の校歌を口ずさむことができる。(自身の出身大学の校歌は歌えない)
東洋大はここ数年、2部リーグに甘んじている。
1部リーグと2部リーグは、天国と地獄
と言っても過言ではない。
1部リーグは基本的に『学生野球の聖地』、神宮球場を使用する。
一方、2部リーグは首都圏近郊の地方球場を転戦する。
当然、マスコミ等の扱いも異なるし、新入生のスカウティングにも大きく影響する。
実は、昨年も東洋大は1部リーグに昇格するチャンスがあった。
大接戦の末、中央大学にサヨナラ負けを喫し、チャンスをものにできなかった。
今回は、駒澤大学(1部6位)が相手。
駒澤大学と東洋大学は共に、超名門校。
どちらが降格(2部)しても切ない。
しかし、そこは勝負の世界。
甘いことを言ってはいられない。
今回、数年ぶりに父親と共に神宮球場にいく。
父親も今年、80歳。
いつまでも元気でいてほしいが、永遠に続くわけではない。
1試合1試合の観戦が大事。
今回の入れ替え戦は、第3試合(14時開始予定)のため、ゆっくりと鈍行列車で向かう。
球場に着くなり、1塁側場外スペースで東洋大ナインが元気にウォーミングアップをしている。
その近くに本日の先発予定の絶対的エース、細野晴希選手(4年東亜学園)を発見。
思わず、
私:「頑張ってください!」と声を掛ける。
細野選手:「はい、頑張ります」とイヤフォンを外して、元気に答えてくれた。(ラッキー
)
チケットを買い、球場の連絡通路で東洋大監督の井上大氏とすれ違う。
今回も思わず、細野投手同様に、
私:「頑張ってください!」とグーポーズで声を掛ける。
監督:「頑張ります!」と、グーポーズで返してくれた。
いよいよ試合開始。
プレイボールは、14時48分。
当然、東洋大の先発は細野晴希投手(4年東亜学園)。
今回の大学日本代表メンバーに、内野手の宮下朝陽選手と共に選ばれている。
細野選手には失礼だが、序盤から相変わらず球数が多い。
この嫌な予感が的中し、連続四球、味方のエラーも絡み、駒澤大学に先制点を許す。
しかし、何とか最小失点の1点で切り抜ける。
その後、相手投手の暴投などで2点を取り返し、逆転に成功。
それからしばらくは、手に汗握る一進一退の攻防が続く。
17時前にナイターが点灯。
普段より早めの点灯のような気がする。(感謝)
そして迎えた8回裏の東洋大の攻撃。
死球、四球の2死1、2塁の場面で、日本代表メンバーの宮下朝陽選手(2年北海高)のツーベースヒットで1点。
相手投手の暴投で1点。
そして、打席には主将で4番打者の水谷祥平選手(4年龍谷大平安高)を迎える。
内角の球に上手くタイミングを合わせ、レフトスタンドに運ぶツーランホームランが飛び出す。
この回、4点が入り勝負あり。
先発の細野投手は185球の完投勝利。
試合後の整列を終えたナインには、安堵の表情が見られる。
いよいよ、1部リーグ昇格に向けてあと1勝。
昨年は今回同様、先勝しながらも逆転負けを喫した苦い記憶がある。
明日の試合には、185球を投げた細野投手は恐らく出ないだろう。
今後も見据えて、細野投手以外の投手でも勝利をものにしてもらいたい。
1部昇格を願って、明日はネットで応援しようと思う。
父親と今日の勝利をかみしめながら、ゆっくりと帰途につく。