先日、衝撃的なニュースが飛び込んできた。
千葉県にある男子バレーボール部の強豪高校監督が逮捕されるというもの。
<逮捕容疑の概要>
・約2分間、体育館で練習中にミスをした部員1人に対する容疑。
・上半身裸にし、髪をわしづかみにした。
・顔面に至近距離からボールを複数回投げつけた。
しかも、驚くことに管理職(校長、教頭など)も寝耳に水だったとのこと。
警察から連絡を受けて初めて知ったようだ。
このニュースから私は以下の3つのことを考えた。
① 被害関係者は学校に相談せず、警察に相談した。
② 体罰(暴言、暴力等)がなくならない。
③ 残されたバレーボール部員のこと。
まず、①からみていく。
一般的に、被害を受けた生徒(部員)は学校関係者に相談するだろう。
例えば、校長、教頭、学年主任などの先生方に話をする。
それが、最初から警察に相談し、被害届を提出している。
このことから以下の2点が考えられる。
・被害者側は、学校に対して全く信頼していない。
・この監督を相当恨んでおり、最初から『被害届』を提出し、逮捕してもらいたかった。
次に②のことを考察する。
昨今の部活動の在り方が、昔と変わっていないことが分かる。
この監督も30年以上、同校で指揮官をしているベテラン中のベテラン。
気持ちが入ってしまい、ついつい、感情的になってしまうことも理解できなくはない。
指導方法もそう簡単に変えられないことが分かる。
最後の③が一番大事だろう。
残された部員が一番可哀そう。
バレーボールをやるために強豪校に入ったと思う。
同監督の指導を受け、活躍したいと思い入学していた部員が多いだろう。
ぜひ、それ以外の部員たちがこれ以上辛い思いをしないように学校は最大限配慮してもらいたいと切に願う。
TV等のコメンテーターは、「そのために言葉があるじゃないか。」「暴言、暴力は絶対にいけない。」と言うだろう。
そのこと自体は大正解。
しかし、自身も長いこと野球の指導者をしてきた。
相手(部員)も指揮官(指導者)も生身の人間。
そう簡単にいかないのが世の常。(これ以上詳しくは書きません
)
今回の逮捕劇は色々な意味で考えさせられる出来事だ。