今年最初に読んだ本。
本田健著『人生の目的 ~自分の探し方、見つけ方~』
大和書房 ¥1,400円+税
スピリチュアルにはまっているわけでも、心が病んでいるわけでもない。
たまたま、年末に書店で何気なく見つけた1冊。
タイトルを見ると、すごく重そうな内容かと思う。
しかし、パラパラめくってみると読みやすそう。
元日から読み始め、三が日で読み切る。
印象に残った7つについて述べる。
※ ⇒は私見を述べています。
① 1回切りの人生。割り切って心から楽しいと思うことをやる。
心からやりたいと思うことをしっかりと整理する。その判断基準は自分。他人や世間体を気にしたものはNG
。
やりたいことが見つかったら、あとは行動するのみ。
今までの生き方や行動を変える勇気をもつ。
⇒なかなか『心からやりたい』と思うことは見つからないもの。
日常生活は、どうしても妥協や流れに任せてしまう。(楽だから)
しかし、『1回だけの人生』。心から楽しいと思うことを見つけなければもったいない。
② 人生の目的を見つける方法の一つは。ワクワクすることに挑戦する。
⇒①で述べた『心から楽しい』ことは、具体的には、『ワクワクすること』と筆者は言う。
確かに、子どもの頃、翌日に好きな行事が控えている時や友達と遊ぶ約束をしたときは、心からワクワクしたものだ。
その時の心のワクワク感を思い出し、今の自分に当てはめてみたい。
③「いいか、悪いか」で判断しない。
あるときは、「最悪だ!」と感じても、後になってみれば、「あの最悪のことがなければ、今の幸せはなかった」ということがよくあります。
⇒私自身、実際に経験している。
公務員を辞めた時の『絶望感』『虚無感』。
しかし、今になってみたら、筆者が言うように、「あの最悪(公務員を辞める)ことがなければ、今の幸せ(時間とお金の自由)はなかった」。
④ 悲しいことや心配事が起きたとき、「これが普通なんだ」と考えることで楽になる。
⇒自分に不利な状況、逆風、苦難が訪れると、どうしても、『自分だけが不幸』と思ってしまうのが人間。
人生、よい時もあれば、悪い時もある
。
悪い時に立たされた際の考えや行動が、その後に訪れる『良い時』の状況が決まるものなのだろう。
「これが普通なんだ」と思うように心がけよう。
⑤ 人間は古代から新しいもの、未知のものには、恐怖を感じるようにプログラムされている。本当に面白い人生を生きようと思ったら、未知の世界に踏み出すことは不可欠。
⇒安定している状態の時に、その安定を蹴って知らない世界に飛び出す勇気は中々できないもの。
しかし、本当に自分を変えたい(面白い人生を生きたい)と思ったならば、今の自分の生き方や考え方を変えなければいけない。
投資や経済、政治の世界でも、『モメンタム(情熱)』が大事と聞いたことを思い出す。
⑥ 子ども時代に何があったのか、それを冷静に調べていくと、あなたの人生の目的も浮かび上がってくる。
⇒子どもの頃を冷静に思い出すって、かなり難しい。
しかし、子どもの頃に感じた『ワクワク感』って、人生の目的のヒントになるかもしれない。
今後、ゆっくりと思い出していきたいと思う。
⑦ 「~ねばならない」という使命感は毎日が苦しいものになってしまう。
⇒年を取ると、今まで築いてきた自分の価値が優先されがち。だから、どの時代でも、『今の若い人は・・・』となってしまうのだろう
。
『老いては子に従え』ということわざがいい例だ。
古い価値観や使命感に縛られていると、息苦しい生活になってしまう。
もっと、肩の力を抜いて生きていこうと思う。