我々のオーナー店舗がある地元商工会議所から書類が届く。
その中に、管内(その地域)の景気動向を示す資料が1枚あった。
我々の経営にも直結する内容なため、興味深く読み進める。
調査は令和4年1月~3月(令和3年度第4四半期)のもので少し古いことをお許し願いたい。
まず、全体の景況判断は、『前回(第3四半期)より大きく後退 景況感▲31.7』。
非常に厳しいタイトルになっている。
ちょうどこの時期、「まん延防止等重点措置」が発令されていた時。
物価高、原材料高に追い打ちをかけるように、外出、移動の制限が加わった。
具体的に業種ごと見ていく。
建設業 ▲60.0
卸・小売業 ▲52.6
サービス業 ▲19.0
飲食・旅館業 0.0
製造業 0.0
どの業種においても、『原材料(仕入単価)』だけは、全て傘マーク(不振・悪化・減少)。
原材料の仕入れには相当苦労していることがうかがえる。
そのため、営業利益が上向かない状態が続く。
ただし、『資金繰り』に関しては、雲(やや不振・悪化・減少)か晴れのち曇りマーク(横ばい)とそれほど悪くない。
恐らく、各種の助成金、補助金をはじめ、各金融機関も融資をしているからなのだろうと邪推してしまう。
今現在(7月)も、調査当時以上に原材料、物価高、燃料高は続いている。
その影響かどうかわからないが、自宅の近くのパン屋さん、ケーキ屋さんが次々と閉店している。
幸い、我々の店舗は物販ではないので仕入れ(原材料費)費用がかからない。
ただし、不景気が続くとお客様の財布のひもが固くなり、モロに影響を受ける。
多くの企業では、内部留保している金銭等で当面はしのげるのだろう。
しかし、我々のような超零細店舗は無理。
売上減少は閉店に直結してしまう。
何とか、経済が上向きになってほしいと切に願う。