先日、プロ野球がセ・パリーグが同時に開幕。
いよいよ、本格的な球春到来。
読売巨人軍は、開幕(横浜戦)2連勝を飾り、幸先良いスタートを切る。
開幕戦では、梶谷選手の人的補償で巨人から横浜へ移籍した田中俊太選手が大活躍。
その活躍に対しての原監督のコメントが素晴らしい。
原:「敵ながら大したもんですね。格上げ人事だね。」
原:「一層これから、もっとマークをしていかないといけない。」
以上のように、田中選手の活躍をたたえた。
原監督は、現在の読売巨人軍では全権委任された監督。(最強)
選手、コーチ陣の人事権も完全に掌握している。
最近で言えば、沢村投手(現大リーガー)の千葉ロッテへの移籍。
今年に入って、投手コーチに桑田真澄氏を登用。
この時期の登用は、異例中の異例。
これらは、原監督だからこそ成しえたこと。
伝統を重んじる読売巨人軍からすると、今までのしがらみ等を無視した行動。
その原監督の言葉が1冊の本になっていることを書店で発見。
その名も、『原辰徳 勝利をつかむ情熱の言葉』
今では直接、野球に係っていない私にとっても、ヒントになる言葉があるか?
たくさんの言葉が掲載されていたが、その中でも私に響いた言葉を10つ紹介。
※ ⇒は私の感想。
①どれだけ勝ちを拾えるか。負けを減らせるか。
⇒半年近く戦って、優勝するための秘訣。トーナメント(一発勝負)とは違った考え。
我々の経営(不動産、店舗)にも通じるものがある。
②長いペナントレースを戦う上で重要なのは一貫性と臨機応変。
⇒一貫性と臨機応変は一見すると矛盾するようにみえる。しかし、このバランスが大切。
どちらか1つを貫いても、勝利できないだろう。
③”敗北”はより強くなるために必要不可欠な”過程”
⇒挫折を経験した私に響く言葉。
④言葉にして口に出すことが大事なんだ。
⇒私も、不言実行派でなく、有言実行派。
⑤マイナスをプラスに作用させたチームだけが優勝に近づくことができる。
⇒③と通じるものがある。失敗をどれだけ活かすことができるか。
⑥失敗しても悔しさはいつか新しい力となって発揮される。
⇒新しい力になることを信じて突き進もう。
⑦考える習慣というのは人間が成長していく上で大切なこと
⇒「ぼー」と何となく生きていかないようにと自分に戒める。
⑧逆境を跳ね返す力を出せるのが真の強さ。
⇒この力は本当にパワーが必要。しかし、乗り越えていきたい。
⑨みんなで分かち合えば苦しさは半分。喜びはみんなで味わえば倍になる。
⇒チーム戦だからこその醍醐味がこの言葉に集約されている。
⑩人生は他動的。
⇒浄土真宗の考え『他力本願』に通じるものがある。
以上、10つを紹介したが、原監督が、指導者になって特に意識している『言葉』がにじみ出た1冊だった。